施工例Ⅰ
木材本来の雰囲気を存分に楽しめる無垢材。特に、素足で直に木のぬくもりを感じることが
できるフローリングに、無垢材を使用したい人も多いでしょう。今回は、無垢材フローリング
の特徴とお手入れついてご紹介いたします。
無垢材フローリングとは
無垢材フローリングは、100%天然木を使用した製品で、天然素材である無垢材の木質感や足裏
の感触は、何とも言えない心地よさがあります。自然素材ならではの調湿機能を持ち、年を重ね
るごとに味わいが増していく点も魅力です。ただし、自然素材であるゆえに、傷がつきやすく、
反りや割れが起きやすいです。その点をデメリットとしてとらえるのではなく、個性として楽し
むと、工業製品にはない趣きが生まれてきます。
無垢材を楽しむためには、まずはしっかりとその個性を理解することがポイントです。
施工例Ⅱ
【無垢材の個性】
・自然の恵みを受けた天然木に囲われた健康住宅での生活は、森の中にいるような癒しの爽快感が
あり、住環境の調整の役目も担います。それは、自然素材である天然木が呼吸し続けるからです。
・木には最適な湿度を保つ特性があり、結露の発生を抑えます。
・木は表面の温度が安定しているので、夏はさわやかで涼しく、冬は、ほんのりとした温もりを感
じることができます。
・木の温もり・美しさ・肌触り・手触りは、心を芳醇にしてくれます。
・経年変化による味わいがあります。
・床を素足で歩けばさわやかで、衝撃に対しての弾力性にも優れています。
・傷が付けば削って磨く事でメンテナンスも可能です。
・軟らかい樹種は足への負担が少なくなります。
施工例Ⅲ
長持ちするお手入れ方法
水吹きをする
お手入れの基本は、水拭きです。頻度としては1カ月~3カ月に1回程度です。その際に、雑巾を
しっかりと絞る必要があります。無垢材は、水に弱い素材です。そのため、固く絞った雑巾で
まんべんなく水拭きをしましょう。水をこぼしてしまった場合も、すぐに拭き取り、無垢材に
水が染み込むのを防ぐ必要があります。
クリーナーなどで汚れを落とす
普段のお手入れは水拭きで十分ですが、半年~1年に1回はクリーナーなどで汚れを落とす必要が
あります。掃除の仕方としては、ワックスアンドクリーナーなど専用の汚れ落としを使い、乾い
た布で全体に塗り広げます。まずは、汚れのひどいところから取り掛かりましょう。そして、徐
々に範囲を広げ、フローリング全体をきれいにしていきます。
再塗装をする
撥水性が落ち、塗装が傷んできたと感じたら再塗装をしましょう。塗装する前には、掃除機など
でホコリをきれいに取り除きます。チリやホコリが残ったままだと、塗装をするときに一緒に塗
り込んで固まってしまうので注意が必要です。フローリングのホコリを取り除いたら、木目に
そってブラシで薄く塗り伸ばし、塗装をしていきます。
施工例Ⅳ 天井のアクセントに無垢材を取り入れました。
一覧へ戻る