施工例1
今回は、最近特に人気が出てきたと言われる、ペニンシュラ型のキッチンについてご紹介いたします。
ペニンシュラキッチンとは
施工例Ⅱ
ペニンシュラと言うのは日本語に訳すと「半島」と言う意味で、その言葉通り対面型のキッチンの一方が
壁にくっ付いている、いわゆる半島のような形のキッチンの事をペニンシュラキッチンと呼びます。
ペニンシュラキッチンを導入するメリット5選
施工例Ⅲ
1.家族とのコミュニケーションが取れる
ペニンシュラキッチンは一部が壁とくっ付いていますが、ほぼ前面がオープンな配置とすることが
可能です。レイアウトによっては、キッチンからダイニング、リビングで過ごす家族の姿を眺めながら
作業することが可能ですし、または前面にカウンターを付ければ、カウンターに座った家族と会話を楽
しみながら作業をすることも出来ます。
2.開放感がある
壁付け型のキッチンが前面が壁であることに対して、ペニンシュラキッチンは前面に遮るものが何も
ありません。キッチンの前面はダイニングスペースか、カウンターが配置されることが多いようですが、
それらの空間を介して、大きな窓を付ければ庭の緑や遠くの風景などを眺めながら気持ちよく作業をする
ことも出来るでしょう。
3.生活感を隠すことができる
全面オープンであるアイランドキッチンと比較するとその違いは歴然です。
アイランド型と違ってペニンシュラキッチンは、壁に一面が接していて、手元を隠すレイアウトにする
のも簡単です。手元を隠す壁を少し立ち上げるだけで、朝片づける時間がなかった食器をそのままにして
帰宅しても、リビングやダイニングから丸見えという事にはなりません。
4.レイアウトがしやすい
キッチンを設計する場合は、必然的にダイニングやリビングとの関係を考える必要があります。
オープンなスタイルのキッチンが欲しいという場合に、アイランド型のキッチンを希望する場合は
どうしてもキッチンだけで相当なスペースを必要としますが、ペニンシュラキッチンの場合は、
キッチンの領域がある程度明確になることからレイアウトがしやすいと言えるのです。
5.汚れにくくメンテナンスしやすい
オープンなキッチンなのに、と意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、壁にくっ付いている
面にコンロとレンジフードを配置させることが多いことから、その部分だけ前面にも壁を付ける事で、
ダイニングなどの他の空間に汚れが飛び散りにくく、キッチン周りの壁だけを掃除することでキッチンの
キレイをキープ出来るという訳です。
デメリット
1.収納力に不安がある
壁付けのキッチンの場合は、キッチンの上部に必ずと言っていいほど、吊戸棚があります。
この吊戸棚の分の収納をどこかに確保しなければなりませんが、ひとつはキッチンの背面を一面収納に
するという方法があります。これであれば、壁付けのキッチンよりも逆に収納力はアップしますね。
その空間的な余裕がないという場合には、キッチン前面に収納の棚を付けるという方法もあります。
2.オープン的な部分はきれいにしておく必要がある。
開放感を重視し過ぎると常にキレイにし続ける必要があるという事でしょう。
ただし、ペニンシュラキッチンは、完全フルフラットオープンにすることも出来ますが、手元に壁を
立ち上げて隠すことも出来るという自由なレイアウトが可能ですので、日々のお掃除の手間と、自分の
望む開放感とのバランスを良く考えてどれぐらいオープンなキッチンを作るのか考えた上で決断するのが
お勧めです。
まとめ
以上ペニンシュラキッチンについてご紹介いたしました。
導入して後悔しないためのポイントは、収納力不足を補う工夫が必要/換気設備の充実や空気の流れを
考える、生活感を隠すデザインにすることだと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。