お部屋のカラーや素材選びでは、目に入りやすい壁面やフローリングが主役になり、天井は
わき役になりがちです。
しかし、大きな面積を占める天井は、お部屋のイメージをガラッと変えることができる部分
です。壁に合わせてシンプルな白の壁紙で仕上げるのも、もちろんありですが、アクセント
クロスを取り入れおしゃれにするものお勧めです。
そこで今回は、さまざまな天井の仕上げ方をご紹介していきます。
クロス仕上げ
天井に石膏ボードの下地を作り、その上にクロスを貼る最もベーシックな仕上げ方法です。
新築で一般的なビニールクロスのほかに、紙・シルクなどの素材もあり、クロスを変える
だけでデザインや質感を大きく変えることも可能です。色や柄物が豊富に揃っているので、
部屋のしたい雰囲気に合わせて選ぶことができます。
スケルトン天井
ボードや壁紙などの仕上げ材をはがし、マンションのコンクリート構造そのものを見せる
デザインです。カフェやおしゃれなレストランのように大きくイメージを変えることがで
きるため、リノベーションで選ぶ方が多い人気のデザインです。
下地の石膏ボードがなくなる分、天井高がアップし、お部屋に開放感が生まれるのも大き
なメリットです。クロスの張り替えや再塗装など、メンテナンスコストを抑えられるのも
長い目で見ると魅力的です。
塗装仕上げ
クロス仕上げにはない独特の質感が人気の塗装仕上げは、海外の住宅で採用例が多いデザ
インです。ボードの下地に塗装したり、コンクリートを直接塗装したり、仕上げ方法で質
感が大きく変わります。
ツヤを調整してマット仕上げにしたり、調色で既製品にはない絶妙なカラーを出したり、
こだわり派の方が好みのデザインに仕上げやすいのが魅力です。
ウッドパネル仕上げ
木で仕上げる天井は、やさしいイメージや高級感など他の素材にない雰囲気が魅力です。
選ぶ木の種類やカラーによってもイメージを変えることができ、こだわりに合わせたお
しゃれな仕上げが可能です。無垢のウッドパネルは経年変化で色が変わっていくため、
ビンテージ家具のように見た目も長く楽しめます。
まとめ
今回は、さまざまな天井の仕上げ方についてご紹介いたしました。
お部屋のデザインを考えるとき、わき役になりがちな天井ですが、こだわるとグッと
魅力的なお部屋になりますので、ぜひ注目してみてください!