高い天井に梁が見えている空間などSNSで見かけたことがあると思います。
本来であれば天井裏にあるはずの梁をあえて見せたり、
化粧としてあえて梁を取り付けたりして室内を装飾するのが「化粧梁」です。
今回は、インンテリアデザインのひとつとして
取り入れてみてほしい「化粧梁」についてご紹介いたします。
化粧梁とは?
そもそも「梁」とは、垂直に立てる柱に対して、横向きに渡される部材のことを言います。
柱と柱の間に渡すことで柱を固定するとともに、屋根などを支える働きがある大事な部材です。
通常は天井の内部に設置されて室内から見えないものですが、
デザイン上のアクセントとして、あえて見えるように設置したものが「化粧梁」です。
別名「見せ梁」と呼ばれることもあります。
化粧梁は天井空間にポイントをつくることで、奥行き感や高さを演出して部屋を広く見せてくれます。
床、壁、家具だけではなく、天井の空間まで合わせてコーディネートを考えられるので、
統一感のあるおしゃな部屋を作ることができます!
メリット
住宅デザインに化粧梁を取り入れるメリットは、天井にポイントをつくることで
室内の奥行き感や立体感をより感じられることです。
さらに梁下に天井材を張る必要がないので、その分実際に天井が高くなります。
天井が高いと、開放感があり部屋が広く感じられ、吹き抜けの天井とも相性抜群です!
また、化粧梁の素材や色によって部屋の印象を変えることができます。
床や家具の色味と合わせたり、アクセントとしてもオシャレにコーディネートすることができます。
デメリット
天井空間のポイントになる化粧梁ですが、高い位置に設置するので、
ホコリの掃除がしづらかったり、場所によっては照明の邪魔になるといったデメリットもあります。
また、構造面で必要な梁をあえて見せる場合では、設置場所や向きなど、
希望に合わせて自由に移動することができないので注意が必要です。
まとめ
化粧梁とは、本来は天井裏にあるはずの梁をデザインにしてあえて見せるものです。
化粧梁は、天井にアクセントを作り出し、空間を広く見せることができます!
メリット、デメリットを両方踏まえてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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