こんにちは。
大久保です。
今日は棚工事をご紹介。
中古物件の内装工事をさせていただいたT様。
完工が近付いたとある日に『台所と洗面室の収納どう使えばいいのかしら?』と。
拝見させていただいたところたしかに・・・。
棚一つもない。カラーボックスでも積み重ねるしかないような構造です。
一般的な方法としては棚柱+棚ですね。
新築の際にほんと設計に組み込んでおけばいいのにと思います。
少しでもあとで追加出来るようにオプション工事として残すから・・・
ここは本当にせこい考えだと思います。
このタイプの収納の中の選択肢は棚を使うしかない!!
何枚必要か?程度なんですから。
しかも、それを見越して下地はしっかり入っているんだからさ(# ゚Д゚)
せめて棚柱は付けておけよ!!と。
で私の方で提案をさせていただきました。
では施工前~完了までをご紹介。
大工忙しく・・・お客様も引越間近ですぐに欲しいと・・・結局自分で行ってしまいました。
【施工前】
伽藍の洞でございます。
見事に何もない。
入口間口と内部間口の差もあるから買ったものを中に置くだけでは難しいでしょう。
【棚製作寸法】
収納内のサイズ。そして棚用板の規格サイズから出来る枚数や見積もりが決まります。
今回は白ポリランバーの3x6板サイズの21㎜厚を選択しました。
建築の規格は昔からの尺で考えられています。
1尺=303㎜で3x6板になると910x1820㎜となります。
一番無駄のないように寸法設計しました。
【棚板】
ホームセンターで購入時点で寸法を伝えカットしておいてもらいました。
端部はこんな感じです。
さすがにこのままじゃ納められません。
端部は小口テープ、サンドペーパー、カッターの三種の神器で納めます。
大工さんや建具屋さんだと専門の木口カッターを使うのですがさすがに私はそこまでは・・・。
【棚完成】
全11枚の四方をきれいに納めました。
業者によっては手前のみ、三方のみで納めるところもありますが
私は中途半端嫌だったので全部貼り切りました!!
この棚造作だけでも3時間くらいかかりました。
【取付スタート】
まずは水平をみます。
クロス汚しちゃいけないんでマスキングテープに印を付けます。
さすがレーザーまでは持ってないから、水平器で行いました。
さっきから棚柱、棚柱と言っていたのは穴あきの白い奴の事です。
棚柱仮固定した段階で棚を載せてみて、
がたつきや水平の確認をします。
『うん。問題なし!!』
【完成】
棚のピッチを揃え、設置し完了です。
これで使いやすい収納の完成です!!
ここは洗面室の収納ですのでタオルや洗剤などのストック用品の置場になるかな?と。
キッチンの写真はありませんが同様の棚を納めさせていただきました。
そちらは食品の買い置きや一部生活用品の収納場所になるかな?と。
次回は何を出そうかな?
キッチン工事?それとも!?
ではまた。
大久保
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