表面パリッ。餡はしっとり。
食べると思わず笑顔になる『たいやき』♪
・・・『ぜんこうだより』バックナンバーから一部抜粋してお届けします・・・
私ごとですが、11年前に娘がお腹にいた時、
小豆が無性に食べたくて
『たいやき』にはまりました。
もしもその頃『目黒ひいらぎ』さんがあったら、
間違いなく通い詰めたでしょう。
誰もが知っている、どこか懐かしいおやつ。
現代の感覚に合ったおしゃれな店構えや
包装と相まってグッと心惹かれます。
『恵比寿ひいらぎ』から、のれん分けして8年。
店主の野中さんはアパレル業界の出身で、
何か自分でやってみたいと思っていたところ『ひいらぎ』のたいやきに出会ったとか。
「なぜ、こんなにも人気があるのか!?」と衝撃を受け、
美味しさの探求を始めたそうです。
「どこにでも売っているものではなく、
この店にしかないものを極めているんです」
と語る店主が選び抜いた小豆は北海道産100%。
ところが昨年の悪天候で品薄になり奪い合い状態、
しかも価格は4割増に。
でも「他の産地には変えたくない」と、やむを得ずたいやきの値上げとなりました。
そんなこだわりなら、お客さんたちも納得ですね。
皮の表面がパリッとして、内側がもちっとした独特の食感は、
30分以上かけてじっくり焼きあげるからこそ。
生地の粉の配合は企業秘密だそうです。
そこに惜しげもなくたっぷりと詰められたあんこは、
上品な甘さでしっとりとして小豆の旨みが口いっぱいに広がります。
一尾ペロリと食べてしまう至福のひととき。
この秋、味わってみませんか。
〈左上〉焼き方は6尾を一緒に焼く養殖焼き。ちなみに1尾づつ型で焼くのはマニアの間では一本釣りと言うそう。
〈中央上〉お客様が絶えないので、常に焼き続けていて待たずに買えるのも魅力。
〈右〉香ばしさがたまらない。1尾180円(税込)。あんこだけの購入も可能。
〈左下〉箱もステキ♪ 夏はかき氷、お彼岸にはおはぎも並ぶ。
〈中央下〉天候や季節により小豆の炊き方を変え、風味を最大限に引き出す。1日分の小豆は30kg。炊き上がりは90kgにもなる。
お店について
学芸大学駅徒歩3分
目黒区鷹番3-18-3
☎03-6412-7945
営業/10:00~19:00
無休(年末年始を除く)
(最新情報はお店の公式サイト等をご参照ください。)
2019.10取材
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