これまで4回に渡り、温水床暖房に関するお話をしてきましたが、今回が最後となります。
皆さまが一番気になる、性能とコストの比較です。
床暖房は頭寒足熱の心地よい暖房です。
温め方により温水式と電気式があり、どちらが良いのか?迷いますよね。
最終回は、性能とコストを比較してみましょう。
①性能 立ち上がり性能
床温の立ち上がり(9℃→27℃)にかかる時間
温水床暖房⇒約30分
電気床暖房⇒約100分
①性能 温度のムラ
温水床暖房(上左図)⇒ほぼ均一に温まり、閉塞温度は約39℃で低温やけどの心配はほとんどありません。
電気床暖房(上右図)⇒パネル周囲と結線部が温まりません。閉塞温度は約42~46℃で低温やけどが懸念されます。
②コスト イニンシャルコスト
一般的に6畳で、、、
温水床暖房⇒50~60万円
電気床暖房⇒30~40万円
②コスト ランニングコスト
8畳1室/1日8時間使用の場合、、、
温水床暖房(給湯器:ecoジョーズ)⇒約3,300円/月
温水床暖房(給湯器:TES)⇒約4,000円/月
電気床暖房⇒約5,800円/月
電気式の場合、電気容量を20~30A(電子レンジ2台分)増やす必要があり、基本料金がアップします。
暖房を使用しない季節も余分な電気料金を払わなければなりません。
【浴室暖房乾燥換気扇について】
●浴室内の平均温度が25℃になるまでのコストと時間は、、、
ガス温水式⇒約7円(約6分で到達)
電気水式⇒約9円(約17分で到達)
また、室内温度分布の比較もガス温水式の方が、ムラがなく、早く温まります。
●衣類乾燥のコストと時間は、、、
ガス温水式⇒約42円(約64分で乾燥)
電気水式⇒約78円(約148分で乾燥)
環境により、設置条件はありますが、床暖房・浴室暖房乾燥換気扇ともに、温水式の方が電気式よりも立上りが早く、温度ムラが無く、ランニングコストは安くなります。
それぞれの長所を知り、快適な室内環境を整えたいですね!
【おすすめ温水床暖房】
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