都心部に住んでいても害獣が住み着く危険がある!?
「都心部に住んでいるから大丈夫」「自宅の周りには緑が少ないし大丈夫」と、害獣対策をしていない方が非常に多いのが現実です。しかし平成30年度には、関東地域で27億円以上もの被害が出ていますから、安心していられません。
都心部での空き家の増加、生ごみのポイ捨てなどの環境が害獣を引き寄せ、住みつきやすい環境を生んでしまっているのです。
害獣がお家に住みついてしまうと......?
害獣がお家に住みついてしまったとき、私たちの生活にどんな被害を与えるかご説明します。
①お家が傷つけられる
害獣がお家に住みついてしまうと、床下や天井裏に自分たちの棲み処を確保しようとします。被害のケースはいくつか挙げられます。
・壁に穴をあけられる
・外壁を爪で引っかかれる
・糞尿によって壁にシミができる
・電気配線を噛みちぎられる
その結果、お家が傷つけられることになるのです。
②衛生面の問題
衛生面でも多くの問題が発生します。糞尿によって悪臭や汚れが発生するだけでなく、糞尿に含まれている細菌やウイルスが飛散し、人体に入り込むことで感染症を引き起こす危険性があります。ダニやノミも発生し、アレルギーの原因となることもあるでしょう。
③騒音の問題
多くの害獣は夜行性のため、深夜に大きな鳴き声が響き渡ったり、屋根裏をバタバタと走り回る音がしたり、騒音の問題も起こります。そのような騒音は安らぎを奪い、ストレスの原因にもなるでしょう。
お家に住み着く害獣の種類
お家に住みつく害獣にはいくつかの種類があります。
ネズミ
お家に住みつく害獣の中で最も身近にいるのがネズミです。主にドブネズミ、ハツカネズミ、クマネズミの3種類が挙げられます。
ハクビシン
ハクビシンはほぼ日本全国に生息していますが、最近東京都内でもハクビシンによる被害が拡大しています。繁殖力が高く寿命が10年以上と長いため、一度住み着いてしまうと大量に繁殖する害獣です。
アライグマ
アライグマは物を洗う仕草や見た目の可愛さから、動物園でも見かける人気のある動物です。しかし見た目に反して、凶暴で攻撃的な性格を持っています。雑食のため、小柄なペットや家畜であれば捕食されてしまう危険性もあります。
コウモリ
コウモリは害獣でもあり、益獣でもあります。益獣とは、虫や病気を媒介させる動物を食べてくれる、人間にとって有益な獣のことです。しかし、害獣としてお家に住みついてしまうと、コウモリの糞尿による悪臭や病原菌の媒介に繋がってしまうので、やはり対策が必要です。
お家でできる害獣対策は?
害獣がお家に住みつかないようにするための予防対策を講じておきましょう。
①換気口にカバーを装着する
床下の換気口、通気口にカバーを取付け、動物の侵入経路を断ちましょう。害獣は少しの隙間からでも侵入してきます。カバーの取付費用は数千円が相場ですから、すぐにでも行いたい害獣対策です。
②雨どい対策をする
木登りが得意な害獣は、雨どいをのぼって屋根裏に住み着くケースが多いです。雨どいに登れないように有刺鉄線のようなトゲのついた部品を取り付けましょう。
おすすめの害獣対策グッズ
害獣による被害が増えていることを受け、今、手軽に購入できる害獣対策グッズも増えています。
①超音波で害獣対策
人には聞こえない20kHz以上の超音波で、害獣を寄せ付けないようにします。置くだけで効果があるので、簡単に害獣対策ができます。
②音で害獣対策
威嚇音、アラーム音で害獣を驚かせ追い払う対策です。超音波と違い人にも聞こえます。
③電気柵で害獣対策
電気柵に電流を流し、柵に触れた動物に電気ショックを与えて追い払います。「近づくと電気が流れる」と学習した動物は近寄らなくなります。
もし、害獣が住み着いてしまったら?
害獣が住みついてしまっても、自分たちで駆除しようとするのは非常に危険です。捕獲した際に暴れて凶暴化する動物も多く、十分な知識と装備がなければ怪我に繋がります。まずは専門業者に相談してみましょう。無料で見積りを行ってくれる業者もありますので、気軽に相談ができます。
まとめ
都心部に住んでいても、害獣被害が遭うことはあります。実際に関東地域では27億円以上もの被害が発生しています。害獣が住みついてしまうと、お家を傷つけることもあるでしょう。
換気口にカバーを装着する、雨どいにトゲのついた部品を装着するなど、まずは簡単な予防対策を行いましょう。もし住み着いてしまっても、危険ですので自分たちで確保しようとせず、専門業者に連絡しましょう。