美容、車、ゲーム、ゴルフ...、あなたの趣味は何ですか？趣味は生活を豊かにする大切な要素ですが、気づけば月々の出費がかさみ貯金が思うように進まないことも。週に何個も届くWebショッピングの箱、気づけば増えていくコレクションなど...趣味を共有できない相手からすれば〝浪費〟と捉えられる可能性も。
そこで今回は、家族でできる趣味費を減らす方法や、節約する際の注意点をお伝えします。貯金を増やしたい方、この機会にぜひ趣味費を見直してみませんか？

 

趣味費を減らす方法

家族それぞれ、趣味にどれくらいお金を使っているか、正確に知っていますか？株式会社ヒューネルの調査によると、「趣味に毎月いくらぐらいお金をかけますか？」と言う質問に対して「5千円未満」が1位（男性・女性）。多くの人が趣味費を抑えていることが分かります。

もし家族に月に1万円以上使っている人がいたら、以下のポイントに取り組んでみてください。

 

ライフプラン表を作る

未来を漠然としか考えていないと、つい現在の楽しみを優先してしまいますよね。そこでおすすめなのが「ライフプラン表」を作ることです。ライフプラン表は言わば「人生の設計書」で、これから起こるであろう重要な出来事と必要な資金をまとめたものです。

例えばお子さんが高校に入学する時期を考えてみましょう。入学料や制服代・教科書代・交通費（定期代）など、合わせて10万円から20万円はかかると言われています。

家族全員でライフプラン表を作ると、未来への備えが楽しく、かつ実践的に行えるようになります。

 

1か月の金額を決める

家計簿を見ながら、実際にどれだけの金額を趣味に使っているかを確認してみてください。先述の通り、多くの人は趣味費は5千円以下に抑えているため、この金額を大幅に超えないようにしたいところです。貯金したい金額や期限などを考慮して、1か月に使ってよい上限額を家族それぞれで決めてみてください。

ただ、ライブ決定やDVD発売といった特別なタイミングでは出費は高額になりがち。「来月はオーバーする予定だから、再来月の予算を減らす」といった柔軟に対応できるルールを設けるとベターですね。

 

中古品・代替品を探す

趣味のアイテム、新品でなくても楽しめるかもしれません。

例えば「読書」なら新品の本よりも中古本を選ぶ、または図書館を利用することでコストを大幅に削減できますよね。最近は無料で小説を読めるサイト・アプリも増えています。また、集英社は「TanZak（タンザク）」というアプリを公開していて、『鬼滅の刃』『ONE PIECE』『ハイキュー!!』など週刊少年ジャンプのノベライズが読めますよ。

出費を抑えつつ趣味を楽しむ方法はきっとあるので、ぜひ探してみてください。

 

 

趣味費をカットする際の注意点

「趣味にかけるお金を少しでも減らして、貯蓄に回したい...」その考えは大切ですが、無理はしないようにしましょう。趣味はストレス発散にもなっているので、制限が強すぎるとイライラが募ってしまうことも...。

ここからは趣味費をカットする際に注意しておきたいポイントを紹介します。

 

将来の目標を夫婦で共有する

家庭の貯金がなかなか進まない場合、夫婦で将来の目標金額や期間を話し合ってみましょう。お子さんがある程度大きいのなら、話し合いに参加させるのもよいでしょう。具体的な目標があると、お互いに責任感が生まれ、無駄遣いも減らせます。

まだはっきりと分からない場合は、今の正直な気持ちを伝えるだけでもOKです。例えば「子どもが大学進学する際に、お金で諦めさせたくない」「毎年の夏休みには、家族みんなで旅行したいね」など。将来を考えるきっかけになり、自然と趣味にかけるお金をセーブするようになるはずです。

 

趣味を取り上げない

「趣味にお金を使いすぎる！」というケースでも、趣味を完全にやめさせる（やめる）というのは避けましょう。例えば、あなたがアイドルグッズを集めているとします。コレクションを集めたいけれど、「これ以上買っちゃダメ！」と言われたり、勝手に捨てられたり売られたりしたら...。ケンカに発展し、最悪の場合、家庭崩壊するかもしれませんよね。

夫・子ども・自分、それぞれが出来る範囲で節約に取り組んでみてください。

 

家族で楽しめる趣味を見つける

家族で一緒に楽しめる趣味を見つければ、出費を減らすだけでなく、家族の絆を深めることにもつながります。例えば子どもがスマホゲームに課金してしまう場合は、アナログゲームを導入してみてはどうでしょうか。ボードゲームやカードゲームは低コストで、家族みんなで楽しめますよ。

 

 

まとめ

今回は家族でできる趣味費を減らす方法や、節約する際の注意点を紹介しました。貯蓄に回せないほど趣味にお金をかけてしまう状態なら、まずは家族でライフプラン表を作成し、将来について考え、必要な資金を予測してみましょう。

しかし、趣味を楽しむことも大切ですから、節約によるストレスが溜まらないように工夫が必要です。家族全員で計画を立て、節約と貯蓄のバランスを取りながら、賢く家計管理を進めていきましょう。

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