カースペースに屋根がほしい場合

カースペースに屋根があると、愛車を雨や雪、紫外線から守ってくれますし、悪天候の時の車の乗り降りも安心です。また、最近ではカースペースを、多目的スペースとして利用される方も多くいらっしゃいます。駐車場に屋根を付けることで、悪天候でも関係なく活用できますよ。

しかし、カースペースに屋根を設置するといっても、デザインや屋根材の種類はたくさんあります。屋根のデザインは丸みを帯びた曲線が特徴のラウンドスタイルか、アーチを一切描かない直線的なフラットスタイルの2つが一般的です。

屋根材は耐久性に優れ、温度変化にも強いポリカーボネートが主流となっています。種類や特性も豊富で、紫外線を抑止するものや、暑い日に車内の温度上昇を防ぐ効果のあるものまでさまざまです。

ほかにも、強度をアップさせた複合素材であるFRP板や、積雪の多い地域や悪天候な日が多い地域向けの耐荷重性に優れたスチール折板、サビに強くデザイン性も高いアルミ形材など多種多様なため、カーポートの設置目的やスペース、見た目などを考慮してご家庭に合うものを選びましょう。

 

カースペースのお悩み別 おすすめリフォーム

ここからは、カースペースをより快適に使用するための、お悩み別のおすすめリフォーム方法を紹介します。

 

空スペースを活用

カースペースに広さがあり、車を停めておくだけではもったいないという場合は、空間を有効活用しましょう。

カーポートの空きスペースに植栽してガーデンスペースを追加したり、テーブルを設置してオープンテラスにしたりと、アイデア次第で活用の幅が広がります。もともとのスペースにアイテムをプラスするだけなので、専門のリフォームを依頼する必要はなく、設置したいアイテムを揃えればDIYでも施工可能です。

また、収納を増やしたい方やガーデニングをする方は、屋外収納(倉庫)などを置くスペースとして活用するのもおススメです。

 

車内の温度上昇を防ぎたい

カーポートに屋根を設置するだけでも、直射日光が当たらなくなるので車内温度上昇を予防するのに有効です。さらに遮熱・遮光性を高めたいなら、屋根の表面を特殊コーティングして熱線吸収しやすくしたり、熱線を遮断する作用のあるFRP素材の屋根と交換したりすることで車内温度の上昇を抑えられます。

費用はいずれも工費込みで10〜15万円前後から設置可能です。

 

車の色褪せを防ぎたい

車の色褪せは紫外線対策をすることで防げます。色褪せを防ぐためには、紫外線をカットできる屋根の設置が有効です。紫外線対策のためのカーポートは、熱線遮断タイプや、日光を遮断する効果のあるスチール製のものがおすすめです。

ただしスチール製のものは完全に光を遮断してしまうため、玄関先や車内が暗い印象になってしまう点はデメリットでしょう。

 

積雪に備えたい

思わぬ積雪への備えや、雪が多い地域で雪下ろしが大変な場合などは、耐雪強度の高い屋根を設置しましょう。一般のカーポートは積雪量20cmまでに対し、耐雪強度が強いものだとランクによっては30〜200cm程度まで耐えられます。

さらに強度を高めるなら両支持タイプ、もしくは片支持でも補助柱をつけられるものだとなお安心でしょう。

 

子どもやペットを遊ばせるスペースに

雨の日など、子どもが外で遊べないときは、カースペースはちょうどいい遊び場になります。夏にプールをすることもできて大助かり。

そのためには、屋根の設置は必須ですが、プラスでシャッターやゲートを設けておくと、小さなお子さんや玩具が道路へ飛び出すのを防止することができ、子どもも親も安全に安心して遊ぶことができます。ペットを放し飼いすることもでき、カースペースの使い方の幅が広がりますよ。

近くに水栓を設置しておけば、子どもがプールをするときや洗車などに便利です。

 

趣味の場所に

最近ではカースペースを、DIYやガーデニング、バイクや自転車の整備場、車の洗車スペースといった、趣味の場所として活用する方が増えています。屋根があれば、悪天候でも関係なく楽しむことができます。また、近くに屋外収納があれば、趣味に使う道具を収納しておくことができ、必要なときにすぐに取り出せるため便利ですよ。

 

洗濯物を干すスペースに

カースペースは、大きな布団やカーペット類を干すことができる格好のスペースです。屋根は、太陽光を通す素材のものを設置しましょう。また、オプションで物干しを付けることができるカーポートもあるので、ぜひセットで検討してみてください。

 

まとめ

カースペースは単に車を置くだけのスペースではなく、愛車を悪天候から守り、空いたスペースを有効活用できる大切な空間です。

困りごとに合わせたリフォームなどをプラスして、快適に利用できるようにしましょう。

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