あけましておめでとうございます。本多和彦です。 |
今年もよろしくお願いします。 |
今年も元日から静かな正月を迎えました。こんなに雪が少なく |
暖かな正月は記憶にありません。昨年も雪の少ない正月でした |
が、今年は春のように暖かく過ごしやすい日が続きました。 |
私たち夫婦は、娘(長女)夫婦と一緒に暮らしています。孫が |
二人いますから、総勢6人暮らしということになります。 |
元日から三日まで、昨年同様、午前中はウオーキングマシーンで、 |
50分5㎞歩き、10分から15分かけてストレッチ、筋トレをやります。 |
歳をとると、身体が錆び付いているようで、行動するのに時間が |
かかりますが、朝トレーニングをやっておくと、錆び付いた機械に |
油がさされたように滑らかになります。一昨年から、ほぼ毎日朝の |
日課としてきました。そのせいかいつも身体が軽く、動きにメリハリ |
がでてきて、あまり疲れを感じなくなりました。 |
来月二月が来れば、満69歳、かぞえで70歳となります。いつの間 |
にこんなに歳を取ってしまったんだろうと、恐ろしくなります。 |
元日、二日と、娘夫婦が外出して、女房とふたりだけで、いつもより |
静かな街中の声も聞こえず、ぼーとして雪のない庭を眺めている |
と、静かであればあるほど、会話の少ない二人が、どんどん歳を |
取っていくような錯覚に陥ります。 |
手元には、年末に探し求めた本が何冊かあります。その中の一冊 |
は、学生時代に読んで、多分私のその後の人生に最も大きな影響 |
受けた本があります。もう一度読みたくてネットで探したところ、絶版 |
再発行未定とあり、アマゾンで中古を探して買い求めた本です。 |
川口松太郎の「鶴八鶴次郎」といいます。昭和の初めに直木賞 |
が制定され、第一回直木賞がこの作品となりました。 |
明治末から大正へかけて人気をよんだ一組の新内語りの悲恋物語 |
で、男(鶴八)と女(鶴次郎)の愛と芸の世界を描いています。 |
お互い好き合っている二人だが、ちょっとした誤解で喧嘩別れし |
てしまい、女は良家に嫁ぎ、男は二人でこその掛け合い語りで |
人気を博したものの、一人の芸では次第に人気も落ち、落ちぶれて |
居るところを、ある人の取りなしで再会、帝劇の舞台でふたたび |
息の合った芸を見せる。女は家庭を捨てても男と一緒に芸を磨き |
たい気持ちが高ぶり、それを察した男は女の幸せを願って、わざと |
喧嘩を売り、女から去って行く。場末の居酒屋で、取り持ってくれた |
人に男は酒を飲みながら、惚れているからこそ女のために別れた |
ことを話す。そこに新内流しがやってくる、男(鶴八)は言う「新内は |
いけねえ、あいつは俺は大嫌いだ、お前もきらいだったな」。ここで |
ちょんと幕が落ちる。 |
もしかすると私の趣味の原点かもしれません。 |
今年も自分の趣味をもっと探っていこうかなと思っていますけど・・・ |
2017.01.11 |
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