こんにちは~!
昨日、いつものように情報誌『ホージャ』を配りに来るおじいちゃんが
帰り際に『もし使い古しの切手とかあったら、ためておいてくれんかろか?』
って言っていたので、「何に使うんですか~?」って聞いたら
『使い古した切手は、外国で役に立つんよ~。』と言っていました。
我が家ではペットボトルのキャップを集めています。
母が「キャップはワクチンに変わるんよ~」と言っていたので
特に深く考えず何気なく集めていました。
キャップや使い古しの切手など、私たちが「ゴミ」として扱っているものが
一体どのように何に変わっていくのだろう・・・
という事で、調べてみました。
■ペットボトルのキャップ
「ペットボトルのキャップで世界の子供にワクチンを届けよう」という
運動をしているのが『NPO法人 エコキャップ推進協会』という団体です。
【キャップを約430個集めると、10円のワクチン代ができます。ポリオワクチンは、1人分20円。20円で一人の子供の命が救えます。】
キャップがワクチンに変わり、それが命を救う・・・驚きですよね。
しかも、キャップを集めることは、意識をすれば誰にでもできる
ことです。無理にたくさん集めようとしなくても、一人一人が、多
くの人が、少しずつでも集めればたくさんの量になるのではな
いでしょうか。実際この運動が始まったのが2007年7月。
約5年たった今「6778415338個」集まっているそうです。
計算すると157637566円ものワクチン代が集まっています。
たくさんの人が力になりたい、集めようという思いでこの運動に
参加しているのがわかりますよね。また、送付方法ですが、送
る・持ち込む・回収をお願いする方法があるようです。
「NPO エコキャップ推進協会」で、検索してみてください!!
■使い古しの切手
切手は『JOCS』や『JOICFP(ジョイセフ)』など、いくつかの団
体が集めてそれぞれボランティアに役立てています。各団体に
集めた切手は、国内の使用済み切手を収集しているコレクター
の方々に買い取られ、換金し、それを役立てているんだそうです。
例えば『JOCS』では、日本人保険医療スタッフをアジアやアフ
リカに派遣し、医療に携わっています。また、奨学金を支給す
ることで、その地域の保健医療レベル向上に協力しています。
『JOICFP(ジョイセフ)』では、どこに住んでいる人も、安心して
安全な妊娠、出産ができるように、すべての妊娠が望まれた妊
娠であるように、そして妊娠や出産で命を落とす女性たちが1
人でも減るように、という思いで、女子教育支援をしたり、現地
の女性たちのケア、サポートをする保健推進員の活動を支援
しているんだそうです。アフガニスタンやタンザニアなど、開発
途上国では毎日約1000人近くの女性が、妊娠や出産で命を
落としているそうです。それも多くが救えるはずの命なんだそう
です。そもそもの原因は、近くに病院や診療所がなかったた
め、医師や助産師もいなかったため、また医療施設や技能を
持った医療従事者がいたとしても、自宅からそこまで遠くて間
に合わなかったためなどのさまざまな原因があります。そのた
めにも、クリニックなどの施設改善や、医療機器の導入に役立
てているそうです。使用済み切手もそうですが、書き損じはが
きも寄付することで役に立つそうです。
切手は、
●消印を切らないで台紙ごと切手のまわりを切り取ってください。(郵便局名や日付のある消印は収集家の対象にもなっています。)
●切手は重量で取引されるため、封筒の裏側も切り取った状態ではなく、表面だけを切り取ってください。
●日本の切手と外国の切手は分けて下さい。
●未使用の切手と使用済み切手は分けて下さい。
■ランドセル
『JOICFP(ジョイセフ)』では、他にも使わなくなったランドセルを
回収しています。使われなくなったランドセルをアフガニスタンに
寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就
学に役立てる活動をしているそうです。子どもたちが学校で学び、
読み書きができるようになることで、自分や家族の健康を守る知
識や情報を身につけられるようになることを目指しているそうです。
現に、アフガニスタンでは、学校に行けない女の子がたくさんいます。
●アフガニスタンの子供たち、特に女の子は十分な教育を受けられていません。
アフガニスタンでは、内戦が2001年に終結したものの、教師
や学校施設の不足、家庭が貧困であることなどを理由に、いま
だ多くの子供が学校教育を受けられていないそうです。特に女
の子は男の子に比べると就学率が低く、小学校の教育を受け
ることができる子は75%、中学校への就学率はたったの9%
で、特に農村部では多くの子が中途退学しているそう。家の手
伝いや早い結婚が理由なんだそうです。アフガニスタンにおけ
る15歳以上の女性の非識字率は87%にものぼります。
●12,13歳で結婚する女の子たち
アフガニスタンでは女の子たちは十分に教育を受けられないま
ま、12~13歳で結婚し、出産を始めることが少なくないそうで
す。母体が十分に発達しないままの妊娠・出産は、妊産婦死
亡、新生児死亡の危険と直結しています。また無医村では伝
統的な助産師が出産に立ち会いますが、慣習や迷信に頼って
いるため、不衛生で危険なお産が多く、妊産婦死亡率も世界で
もっとも高くなっています。また文字の読めない妊産婦は、保健
や衛生の知識や情報を印刷物から得て理解することができ
ず、妊娠・出産・育児における適切な手当てができない状況に
あります。夫や姑などの家族が、妊産婦が情報を得ることに対
して協力的ではないことが多いことも問題だそうです。
そんな中、日本から贈られたランドセルは、子どもたちが学校
へいくきっかけになります。女の子が男の子とおなじように学
校に行けるようになり、読み書きができるようになると、健康を
守る知識を得られるようになります。将来妊娠、出産するとき
がきても、読み書きが出来れば保健や衛生に関する知識や情
報を身につけられ、赤ちゃんを安全に産み育て、自分と家族の
命と健康を守ることにつながるのです。
ランドセルをすごく嬉しそうな顔をして持っている子供たちの笑顔に
心がほっこりしますよね★どうせ捨ててしまうくらいなら、寄付し
ませんか?また、未使用のノート・鉛筆・クレヨンなどがあれ
ば、一緒に詰め込んで送りましょう!!
■他にも・・・
★日本の放置自転車は「命を救う足」として開発途上国に送ら
れているそうです。開発途上国の診療所の数が不足し、妊娠
や出産の際に搬送手段がない村々に届けられた後、保健推進
員や助産師に贈られます。保健推進員や助産師は自転車を利
用して妊産婦を診療所に搬送したり、妊産婦の家庭を訪問して
健康教育を行います。1台で600~800人の村人に対して基礎
的な保健医療活動を行えるようになったそうです。
★衣服も寄付されているそうです。現金収入の少ない開発途
上国の農村地域に暮らす人たちにとって、衣類はとっても価値
のあるプレゼントなんだそうです。
調べてみれば、ほかにもたくさんの寄付の手段があると思います。
世界に目を向けると、私たちにとって当たり前な学校も、ランド
セルも、服も、ご飯も、布団も、生活するうえで当たり前と思って
いる環境が、当たり前ではない事に気づかされます。たった一
人だったら、たったこれだけだったら意味がない・・・ではなく、
少しでも役に立てるのなら、みんなで頑張れば、という気持ち
で、自分にできることをしていきたいものですね。一人ひとりの
たった少しの行動で、たくさんの笑顔が増えるはずです・・・★
信頼第一!!『株式会社 白石工務店』
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