明るく開放的なエントランス
各部屋の扉によって仕切られて閉鎖的だった玄関は、開放的になるように、天井高いっぱいの建具へと変更。ガラス越しにリビングの気配を知ることができ、視覚的な抜け感が生まれました。また、シューズボックスとカウンターはオーダーメイドで空間にジャストフィットした仕上がりに。玄関扉も電気錠を備え、セキュリティ面も大幅に改善しました。
開放的で家族が集まる場に生まれ変わったLDK
かつて細かく間仕切られていたリビングは、開放的かつたくさんの収納を備えた使いやすい空間に。家族が自然と集まる場へと生まれ変わることで、家族間のコミュニケーションがより深まります。床にはオーク材を採用。ホコリや髪の毛などが目立ちづらく、北欧系のインテリアにもマッチする万能な床材です。
天然木の温もりを身近に感じられるTVボード
リビングの中心に設けたTVボードには本物のレッドシダーを張り、印象的な空間を演出。大工が一つひとつ木目をチェックしながら、完成時の印象をイメージしながら張っていきました。右隅にはメディア再生機器やゲーム本体などを収納できるスペースを備えています。
子どもも大人も楽しい雲梯(うんてい)のある暮らし
子ども部屋の前に設計した廊下スペースの天井に雲梯(うんてい)を備え、暮らしに遊び心をプラスしました。家の中に体を動かせる空間が生まれることで、子どもも大人も「こんな暮らしがあったんだ」と感じられる時間を過ごしていただけます。
限られた空間をシェアしながら2つの子ども部屋を確保
1部屋であれば余裕がある個室を、2つに分けるとなると十分なスペース確保の問題が生じます。しかし、工夫しながら限られた空間を上手に分け合うことで、それぞれの部屋を無理なく使えるようにすることもできます。その一つのアイデアが、ベッドスペースをシェアすることです。ベッドや布団など横になるスペースには、じつはそれほど高さを確保する必要はありません。頭側は多少の高さがないと厳しいですが、足側は低くても寝ることに影響はありません。そんな考えから、部屋の一番奥をベッドスペースとして上下に分け、互いに少しずつ相手の部屋に食い込んだ設計にすることで、足を十分に伸ばしながら横になることができます。
借景を楽しめる洗練された和室
通りに面した和室からは、春になると桜を楽しむことができます。その借景を楽しむ窓を一つの絵画のように見立てて、できる限りシンプルな内装に仕上げています。押し入れや収納スペースも木目を活かした仕上げに統一し、フチのない目積畳を採用することで、洗練された空間へと生まれ変わりました。
担当者コメント
LIXILリフォームショップアース 石毛 貴之
賃貸として使っていた1階部分に、数年前からオーナー様が住まうことになり、賃貸の間取りそのままに暮らしていました。 暖房効率が悪く、「夏は暑くて、冬は寒い」という弱点を断熱によって改善し、レイアウトを変更して生活動線も一新することで、快適で子供たちも延び延びと暮らせるリノベーションになりました。