シェルターを『どこに』設置や施工をするのかによりおよその導入費用が変わります。
◆地下室型
【 自宅下やガレージ下・庭床下に地下室として強固な建物を施工 】
地震・竜巻・爆風・放射性物質などに対応可能で自由度が高い。
導入費用 :およそ1,500万円~3,000万円以上
メリット :核シェルターとして最も安全性の高い環境実現が可能。避難所として長の滞
在が可能。
平時はシアターや食料・水・生活用品などの備蓄倉庫にもなる。
デメリット:コンクリートを用いた基礎からの大掛かりな工事になる場合が多く高額。ま
た自宅地下の場合,新築や建て替え時に限られることが多い。
◆地下埋蔵型
【 ガレージ下・庭下などの地中に設置・施工 】
津波・地震・竜巻・爆風・熱風・放射性物質などに対応可能なものがある。
導入費用 :およそ600万円~1,000万円以上
メリット :核シェルターとしての対策した場合、安全性の高い環境実現が可能。
平時は食料・水・生活用品などの備蓄倉庫にもなる。
デメリット:埋蔵型商品や施工工事を行える業者が少ない。地上据え置き型より費用がか
かる。
◆屋外設置型
【 ガレージ・庭などの地上に設置・施工 】 据え置き型と建物施工型のものがる。
地震・放射性物質などに対応できるものがあり、建物施工型であれば爆風・熱風にも対応可能。
導入費用 :据え置き型 およそ500万円~1,000万円以上
建物施工型 およそ1,000万円~3,000万円以上
メリット :据え置き型 簡易施工で済むことが多いため導入費用が比較的抑えられる。
建物施工型 核シェルターとしての対策(強固なコンクリート建築等)をし
た場合安全性の高い環境実現が可能。
自由度も高く、避難所として長めの滞在可能。
平時はシアターなどの多目的利用が可能で備蓄倉庫にもなる。
デメリット:据え置き型 地上に直接据え置くため、安全性を対策が必要な場合がある。
建物施工型 核シェルターとしての爆風・熱風対策をする場合、基礎からの
大掛かりな工事になることが多く、地下室型に次いで高額にな
ることもある。
◆室内設置型
【 戸立て・マンションの一室などの地上に設置・施工 】
おもに地震対策用のものが多い。放射性物質などに対応可能なものもある。
導入費用 :およそ100万円~500万円以上
メリット :平時は食料・水・生活用品などの備蓄倉庫にもなる。
デメリット:設置するための床面や床下基礎の補強工事が必要。また大掛かりな床下基礎
工事が不可欠な場合も多いため、核シェルターとしての爆風・熱風対策は難
しい。
◆室内簡易型
【 自宅の部屋に設置・施工 】
特殊ろ過装置を室内に取り付け、特殊災害による有事のシェルターとして機能させる。
導入費用 :およそ250万円~
メリット :エアコンのような外観のろ過装置の取り付けと部屋の密閉工事を行うだけ汚
染物質(放射性物質・細菌兵器・毒ガスなど)から身を守ることの出来るた
め、設置・施工が簡単かつ導入が低コストである。
デメリット:汚染物質をろ過し、安全な空気のみを室内に取り込むという機能のみのため
爆心地から近い場合、爆風や熱風からの損壊は避けられない。
このように、ひとくちに『シェルター』と言っても形状やタイプなど利用者それぞれのニーズに合わせた多種多様なシェルターが販売されています。
気になる商品等ある場合は、パンフレットなどの資料取り寄せだけでなく、取扱業者にメールや電話で問い合わせしてみることをお勧めいたします。
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