洋室1
クロスはモリス商会が初めて木版印刷ではなく機械印刷で生産し発売した6柄のうちの一つで、今なお人気のあざみ柄「シスル」。カーテンはオーダー品で、ドレープは「エイコーン」のグリーンを選択。樫の木の枝とドングリのモチーフが、光沢のあるベースに様々な飾り糸で織り込まれ、美しさ引き立つ柔らかな風合いになっています。柄が立体的に見えながらも無地調で合わせやすく、このお部屋にピッタリ!レースは柳の枝がモチーフの編みレース。立体感ある仕上がりで光が当たった時の美しさはひと際です。クロス:リリカラ LW-4622カーテン:【ドレープ】川島織物セルコン フィーロ FF1006 【レース】川島織物セルコン フィーロ FF1057
洋室2
こちらのクロスは洋室1でドレープのデザインにも採用した樫の木の枝とドングリの「エイコーン」。柔らかな色合いと自然モチーフの柄はより一層の安らぎを感じさせます。カーテンのドレープはモリスの代表作の一つ「いちご泥棒」。日本の織物技術で織り上げたそのデザインで、美しさ際立つ重厚感のあるファブリックとなっています。レースはやわらかい質感が魅力のナチュラルなデザインで、重厚感あるドレープとの相性抜群です。クロス:リリカラ LW-4628カーテン:【ドレープ】川島織物セルコン フィーロ FF1010 【レース】川島織物セルコン アイム ME8525
クッション
洋室2と同じく、「いちご泥棒」のデザインでクッションも新調。赤と紫の2色でオーダーしました。(写真は紫)クッション:川島織物セルコン フィーロ FF1009・FF1010余談ですが、『イチゴを育てる農民が鳥にイチゴを啄まれてしまうという小さな悩み』の世界観を描いたのが「いちご泥棒」。モリスが育てていた庭のいちごをツグミが食べていた愛らしい様子に魅了され表現したと言われています。手塩に掛けて育てたいちごを野鳥に啄まれて「あら可愛らしい」なんて私には思えないかも・・・。
キッチン窓のカフェカーテン
カフェカーテンは小さな窓や出窓などの目隠しに用いられます。レーストリムが使用されたカフェカーテンは窓からの柔らかな光は遮らず、気になる外部からの目線だけをカットしてくれます。レーストリム:川島織物セルコン PV1311
洋室2部屋
洋室1と2を並べてみました。同じモリスデザインですが、それぞれ異なる魅力のある空間に仕上がりました。モリスは機械化大量生産、大量消費の時代に「生活に必要なものこそ美しくあるべき」と主張し、手仕事の重要性を説いた人物です。「より良いもの、自分にとって価値のあるものを大切にする」といったその精神のもと生み出されたデザインには、美しさのなかにどことなく懐かしさを含み、居心地の良さを感じさせますね。
断熱効果のあるスタイロボードとBeforeの結露で剥がれたクロス(左上)
洋室1は角部屋。外に面している壁から冷気が入ってきます。そのため、特に結露がひどく、クロスが剥がれていました。その対策として断熱材のスタイロボードを入れました。これで結露軽減!長く美しい壁紙を楽しめますね。また洋室1には新しくエアコンも設置しています。断熱材の効果と相まって、以前より快適にお過ごしいただけます。