昨年の平成29年4月10日に
熱海市は市政施工80周年を迎えた、
歴史は古く、東京の奥座敷として栄えてきた熱海。
夜になると、下駄の音がカランコロンとにぎやかに
熱海銀座に響いた時代もあったらしい。
午前中、熱海銀座へ行った。
パーキングに車を停めたが用事はすぐに済んだので
街中を少し歩いてみることにした。
もう、何十年もこの付近を歩いたことがないので
景色が変わっていてどこを歩いているかわからなくなる。
右側は漢字で 桜橋
左側はひらがなで さくら橋
橋を渡ると、熱海市制80周年と思える建物が、
窓の格子や竹で作った犬矢来に風情を感じる。
何だか懐かしい風景
歩いていると大通りに出た。
直しや木馬
以前、時計のバンドを詰めてもらったとき、
アンティークの真鍮でできた壁かけを購入した。
時計が多い、見ているだけでも楽しい店内
全日空ボーイングジェットのアルミ缶
展示品お売り致します、とある。
以前購入した真鍮の壁かけにはアンティークのカメラが
数台掛けてあり、値段は書いていなかった。
おいくらですか?とたずねたら手帳を調べて
金額を教えてくれたほど、商売方法もレトロだ。
この先の路地にある「ジャズ喫茶ゆしま」は
まだやっているのですか?
開店は1952年で私はまだ生まれていない
ここ5,6年はご無沙汰しているが、店はまだある。
ママも元気で、息子さんが後を継いでやっていると聞いた
聞いたからには行ってみよう
ジャズ喫茶ゆしま
コーヒーはネルのフィルターで
アルミ鍋の中でカップを温めながら入れてくれる。
レコードからCDをかけるようになった以外は
行き始めた頃から何もかわらない店内
まだオープン前なので注文はできなかったけれど
通っていた頃は20代だった。
ママも元気で店に出ていた。
この看板だけ新しいけど、コーヒーの値段は変わらない。
写真を撮っていたら、この猫に声を掛けられた
路地に猫も似合います。
渡辺朱美
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