昭和の時代
ALWAYS三丁目の夕日の舞台には
多分私もいたと思う。
桃、パイナップルの缶詰などは
めったに食べられなかったし
おやつは蒸かしたさつま芋や
食パンの耳を揚げて砂糖をふったものが
おいしかったと思う記憶がある。
来客があった時には顔を見たと同時に
手荷物を見る。
いただき物が入った紙袋の中身が
気になり、そわそわし
帰ったあとにすぐ「開けていい?」と
中身がお菓子であることを期待した。
うわぁ~「クッキー」だ。
当時、クッキーは高級品
いただき物でない限り
お目にかかれない。
包装紙はきれいに剥がしてとっておく。
クッキーが入っていたブリキの缶は
ハサミが入る大きさが丁度よいのか
裁縫箱として使われた。
先日、懐かしいから食べてみて、と
お客様よりいただいたもの。
包装紙を剥がすと、なんと
裁縫箱として使われていた
泉屋のクッキー
当時を思い出しながらいただきます。
火曜日担当 渡辺朱美