先日、マンションリフォームが完工したS様に
お引き渡しの確認をしていただきました。
S様(団塊の世代より少し年上)は大学生の時、
当時1ドルが360円だった時代にも関わらず、
お友達4人(全員20歳そこそこの女性)と
3か月間に渡り、ヨーロッパからシベリアまでの
旅行を決行した、度胸溢れる女性です。
1ドル360円で、3カ月間旅をする費用は当時で30万円。
家庭教師や塾の講師をして、約半分の14万5千円(今でも覚えているとのこと)まで
貯まった時、お父様が残金を出してくれ、旅を許可してくれたそうです。
全員うら若き女性、3カ月間の旅、それもヨーロッパからシベリア(シベリア鉄道にも乗った)まで
言葉の弊害は1人がそれぞれ「ドイツ語」「フランス語」「イタリア語」「ロシア語」を担当し
共通の「英語」は4人全員が話せるまで勉強したそうです。
S様の担当は「ドイツ語」で、S様の妹さんがドイツ人と結婚して
今、ドイツに在住しているのも、何か縁があったのかな?
宿泊先は各国のユースホステル(なつかしい)
寝袋を背負った、(ユースホステルの部屋では寝袋で寝る)
ジーンズ姿の日本人のうら若き女性達は
旅先のどこででも、とても親切にされ
ヒッチハイクもしたし、フランスでは日本から持って行った
富士山の写真(チップ代わりになると思って持って行った)を
路上で1枚50円で売り、飛ぶように売れたと懐かしそうに話してくれました。
まだまだ聞きたいことが山ほどあったので
次回、当時の旅行写真を見せてもらう約束をしました。
4人は今でも友情があり、リフォームしたお部屋に招待すると伺ったので
その時は私もちょっとだけ参加させてもらい
豪傑な皆様に元気をもらおうと思っています。
火曜日担当 渡辺朱美