田植の終わった田んぼから、よなよなカエルの声がきこえますが、かってほど賑やかではありません・・・・・なんででしょうね。
しばらく前に我が家の西側の水路にホタルが復活したのは、すぐ上の奥様がカワニナを毎年何万円も購入して放流していたからと知ったのはかなり後の事。
台風で大水が出るとみんな流れてしまって、最近は見ることがありません。
風物詩も変わってきました。
3日ほど前の信濃毎日新聞の一面に「お米が品薄」の記事が載りました。
昨年の酷暑が効いているのでしょうね。
まあ、実際は不足することはないでしょうが、こういう記事が出ると買いだめに走る方がいるから危険なんですよね。
1993年の冷夏の年のコメ不足を記憶している方もいらっしゃることでしょう。
あの年、実のらない青立ちの田んぼをたくさん見ました。
お取引先のお客様に「絶対コメ不足になりますよ」と言ったけれど、マサカと信じてもらえませんでした。
そしてあの騒ぎ。
当時社長であった兄は、供出を止めてその分を取引先のお客様に送りました。
その後も、しばらくは送り続けたのですが、作りてがギブアップ(笑)
実家の父は戦後の食糧難が身に染みていたので、米作りだけは続けるようにと言っていましたが、兄も弟も私たちも意気地なく、みんな委託に出してしまいました。
しかし、アジアでも米不足の話がでるに及んで、わが国は食料自給率のカロリーベースの元となっているのは米だと思うと複雑な気持ちになります。
自分が米を作っていないのは不安なんですが、なんたってその体力がありません。
機械化なんですが、これがまた機械貧乏になるので、結局は農業法人に委託しか手がありません。
たしか貧乏人は麦を食え、なんて名言ありましたね。
わが国の麦の生産も僅か、とてもみんなが食べるほどはありませんものね。
昨日の国会の総理の食料問題の答弁を聞きながら、総理が口で言うほど、作物の転換は簡単ではなかろうにと思いました。
食べ物がない我が国は世界が平和であればこそ存続できるのです。
読みいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。お帰りになる前に下の3つのうちの一つにポチッをしていただけると何よりもうれしいです、お願いします。
中島木材のホームページは こちら
一覧へ戻る