乾燥していたのですね、あちこちの火事のニュースを聞きながら、しばらく雨が降っていなかったことに気が付きました。
ほんのしばらく前、当社の前の会社が火事になり、肝の冷える思いがいたしました。
いゃ心臓が止まるほどの衝撃だったかも。
最初の一報は、消防団員だった息子から、うちの会社が火事だと連絡が入ったとの電話。
自宅にいた私と夫、夢中になって駆けつけました。
会社からも電話があったのに、掛けると受けるが一緒になって、なんだか全然受けることもできないままに、車を走らせたら黒煙が上がっていました。
あの絶望感。
ようやく繋がった電話で「どこが燃えているの」つて聞いたら「うちの会社ではありません」の言葉に、全身の力が抜けました。
事務所の横の駐車場には、消防車が止まっていました。
社員はみんな出ていて、社長とみゆきさんがバタバタとしていました。
社長は第一通報者。
最初花火が上がっているのかと思ったそうですが、爆発音が続き黒い煙が流れてきたそうです。
その日かなりの強風だったのです。
事務所と火元は20~30メートルくらいしか離れていないはず。
見た瞬間、延焼の可能性もあるかもと思いました。
書類を持ち出そう、と。
金庫の中は大丈夫かと思いましたが、万が一ということもありますので、袋や箱に詰めて車に移動させます。
そんな中、火事のお問い合わせの電話があり、けい子さんはその対応です。
えー、この火事場の最中に、細かいことまで聞いている人いるかしらと思っちゃいましたよ。
「どなたでした」って聞いたら「知らない方」だそうで。
延焼の心配はなくなりました、と聞くまで頑張りました。
金庫の中の書類もだけど、本当に大事なのは今はパソコンの中なのですね。
どうしょうって。
でもやってられなかったです。
バックアップとってあるのもないものも。
とってあっても、それぞれが自分で管理しているから、手も足も出なくて。
冷静になってから考えました。
もっと大事なものがあったことに。
お客様の家の図面とその資料です。
その量は莫大。
簡単に持ち出せる量ではありません。
危機管理・・・・・それが必要なのだとつくづく感じました。
絶対ないとは言えない火災・水害等。
決して他人事ではないのだと。
高校生の時、火災に遭い、無一物になるという経験をしました。
だから、ズツとシュミレーションしてきました。
その時は何を持ち出すかと。
若い時は着物だったかしら(笑)
それとお位牌かな。
アルバムとね。
それがいつしか、命が一番になったわね。
でも会社はそうは簡単には割り切れないのね。
それでも時代が変わったというのか・・・・・・。
ご迷惑おかけしましたというご挨拶もないのもなんか腑に落ちないのね(笑)
まあーとりあえず、無事で何よりでしたよ~。
お読みいただきありがとうございました。
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