「あなた深呼吸してください」。
昨日、老人ホームに軽トラで向かう道すがらです。
夫はホームに私を残して、知り合いの告別式にも行っていたのです。
引っ越しは2日に分けてしたいと思っていたのを、予定が詰まっているので無理にでも終わりにしたい私。
雨もポチポチしてきています。
気が焦っているのが分かります。だから深呼吸してください、となりました。
「もう年だからそんなにできないんだよ」と夫、クスリと笑った私。
えー、よく分かりますよ。
夫だって私のことそう思っているに違いありません(笑)
昔と同じに動いているつもりでも、消化できなくなっています。
あれも、これもと思うこの頃。
こんな時こそ、落ち着けと自分に言い聞かせます。
特に車を運転している時です。事故を起こせば、それをずっと背負って生きていかねはせなりませんから。
雨でワラビが一日遅れました。
採るのに小1時間かかります、お湯を沸かして灰汁抜きしてとやっていると、なかなか出勤できません。
もう採るの止めようか、と思いますが、今年は霜で遅れていたので、ようやく本格的に出てきたところ。
待っていてくれる人もいるからね。
みゆきさんが、何か諦めたらどうですか、とあまりに多忙な私を見て先日言いました。
そうかもしれません。
先日の記者会見のテレビを聴いていて、少子化対策に思ったわ。
最後のチャンスか。
人口が減ると叫ばれ始めたのは、2000年になる前かしら。
人口統計はわりと正確なのだと、異業種勉強会の講師が言いました。
その時2003年からと話されたような記憶があるけれど、実際に減り始めたのは1~2年後だったかもしれない。
もう20年も前に警鐘を鳴らされていたのに、今になって最後のチャンスなんて。
何で子どもを産まないか、もあるけれどその実は未婚の増加だと思うのだけど。
世の中から、仲人するおせっかいおじさんやおばさんが消えたものね。
私も3人目を産むかどうか散々迷って悩んで、ようやく決心した日。
洗濯物を干しながら、まとわりついていた、3つの長男に「赤ちゃん、欲しい」と聞いたのがアダになった。
赤ちゃんの言葉を聞いた息子は、大好きなおばあちゃんの元に直行して「お母さんが赤ちゃん産んでくれるって」とうれしさいっぱいの声がドア越しに聞えた。
突然だったのだろう、義母の「まだ産むだかい」の言葉が聞こえてきた。
日中自分で面倒をみていない私は、その義母の本音に触れ、あきらめた。
なまじ息子に話したことが裏目に出てしまった。
その時、義母は60歳になったばかり。
勤めたことが無い義母は、出歩く嫁がうらやましかったのかもしれない。
長女が小3のを娘を残して亡くなった時、あの時もう一人産んでおけば、孫娘にとって叔父か叔母がもう一人いて、きっと助けになってくれたに違いない
と切なく思ったものだった。
意気地なく、産めなかった私。今の人たちはなぜ生まないのか、それそれ理由はあるのだろうが、子供は親の宝でもあり、国の宝でもあると思う。
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