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なぜ考えることが必要か  解散が近かろうか

新しい総理が決まったばかりだけど、「解散」風が吹いているのでしょうね。

新聞に「解散」という文字がよく現れます。

たしかに総理が変わって支持率が上がったから、今やれば、ということなのでしょうね。

最近古い「暮しの手帳」を読み直していますが、昨夜は2015年の夏号です。

夏号を集中して8冊取り出して読んでいましたが、全部終わらないうちに秋になってしまいました。

「考える手帖」の第1回は「なぜ『考える』ことが必要か で質問に対して哲学者の國分功一郎さんが答えられ形で書かれていました。

少し長くなりますが引用します。

 社会には、様々な問題が存在しています。

 他の国との関わり方、エネルギーの選択、少子高齢化や貧困のこと。

 これらの社会的課題は、いずれも国のあり方、すなわち私たちの未来に密接に関係するものです。

 社会について政治について、異なる意見を尊重しながら、自分たちで選び、決める。

 これはそのために皆さんと一緒に知り、考えるページです。

引用終わり

なるほどと・・・この年になって胸に落ちることいっぱいです

質問3です。

問題とされているのになぜ選挙の投票率は低いままなの?

以下答え・・・引用です。

これに対して一言では答えることはできません。ただ一つだけ言えることがあります。

今の政権は、主権者である皆さんに対し、政治に関心をもってほしくないと思っているということです。

皆さんが政治に関心を持つと、政権に対する監視の目が強くなります。それを政権は嫌っているのです。

そのホンネをこれ以上ないほど見事に見せつけたのが、昨年(当時)2014年末の衆議院議員総選挙です。

何のための選挙だったか思い出せますか?

そもそも任期満了していないのに、なぜ選挙する必要があったのでしょうか?

しかも、いきなり選挙を行うといわれて、バタバタしているうちに終わってしまいました。

考えるための時間もない、選挙運動期間はたった2週間、年末の忙しい時期でなかなか時間もとれない、争点もはっきりしない・・・・。

もちろん、そうした条件をすべてあらかじめ計算した上で、政権は選挙を行ったのです。

政治への関心が高まらねば、当然、現状維持が選択されるからです。

テレビの選挙番組も大幅に時間数を減らしました。皆の関心が選挙にないからです。

いま私たちは、そういうことが平気で行われる国に生きています。

おそらく、今後、この傾向は強まる一方でしょう。

以上引用終わり

読んでいて・・・寝ながら読書の私です・・・目が覚めましたね。

この時の選挙で一強が確立し、公約に出たのかどうかも分からない重要なことも、信任が得られたと通しました。

「いやー、そこまでの決定を委任したわけではない」と思っても後の祭りでした。

政権の安定はいい面もありますが、間違いや失敗も犯します。

数の論理で通すからです。

新政権は前政権を継承するとか・・・・そうでしょうね、立候補会見の時の「ひも付き」を見たら、そうでしょう。

国民のおかしいのではないかが通じない政権であってはならないと願うのです。

それにはみんなが政治に関心を持つしかありませんね。

今回もバタバタとするのでしょうか。

長い引用ばかりのブログになりました。

ここまでお読みいただいた皆様ありがとうございます。

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