ラジオからリスナーの投稿が流れていました。
スモモが熟してきていると。
種ばかり大きくて食べるとこの少ないスモモだそうです・・・・原種に近いのかしら。
それを聴いていて突然思い出しました。
酸っぱいものが大好きだつた5つ違いの兄のこと。
このスモモが大好きで・・・・決して甘くない種類です、それを塩漬けにして食べるのです。
これが山裾にあって。
これを採りに行く時には、必ず私を連れて行ったのです。
私が小学校に行くか行かない頃から。
スグリの塩漬け・スイコの茎の塩漬け・地梨の塩漬けも好きでした。
なんでも大病して・・・・19夜様の集団食中毒の仲間入りしたとか、その時どなたかの家にあった何かの塩漬けで食べ付いたとか。
当然梅の塩漬けも好き、梅漬けも好きだったけど。
大人になっても時たま食べたがりましたね。
スモモも最近の甘~いのには手を出しませんでした。
その時期の一時一時の旬を楽しみにしていました。
その兄も亡くなって6年が経とうとしています。
その兄の後を追うように2週間後に娘がなくなり、半年後に義父を亡くしました。
看病で過ごした日々は夢中でした。
病院に通う間、余計なことを考えたくなくて、前を走る車のナンバーの数字を足したり引いたり掛けたり割ったりしながら、1~10の数字にしていました。
今はそれができません、というかしません。
無意識に数を数えるとかいじるのが子供の頃から好きでした。
いまでもワラビを採る時には無意識のうちに数えています。
仕事も数を数える機会が多かったからもう習い性ですね。
この月は辛い月なのです。娘が発病した月だから・・・・。
何年経っても70日間の闘病で逝ってしまった娘との日々をなぞってしまうから・・・・・。
そんな経過があって、ただ今娘の遺児のちーちゃんとちーちゃんパパも一緒に暮らしています。
この孫娘がいたから、一緒に暮らしてくれているから潰れなかったと思います。
後ろを振り返らない、前だけ見て生きていく、今はそれだけですね。
梅雨の合間に、ワラビを1000本ばかりと、桑の実のメドを2.5キロ収穫しました。
なんか、もうこれ生き甲斐のひとつのようです。
辛いお話を書いてしまいました。
お読みいただきありがとうございました。
依田 美恵子
【 中島木材のホームページは こちら 】
ブログランキングに参加しています。お帰りにポチッとしていただけるとうれしいです