暖かい陽気につられてお客様訪問に歩いています。
それにしても・・・・早い。オオイヌノフグリに芝桜が咲いていたり、水仙が10㎝にもなっていたりと驚くことばかり。
お客様の庭先でそんなお話をしていたら、もう水仙が咲いたのよ、とさらに指差されたところにはネコヤナギが花を咲かせていました。
北海道と同じ位寒い佐久ですから、こんなこと私の生きてきた歳月にはなかったことです。
100年に1度、200年に1度の災害なんて言っても、異常気象が原因ならば、次の100年に1度は今年かもしれないし、来年かもしれない。
この時期の暖かいのはうれしくないのです。
果樹農家は戦々恐々としています。
お花が早く咲くと、そのまま暖かさが続くといいけれど、その頃霜に遭うと実りません。
お客様とお孫さんの話で盛り上がります。高校生になったお嬢さん、お家を建てさせていただいた時、まだ歩けなかったのに。
出し巻卵がお得意なのだそうです。お節も運動会の時にも、作ってくれるのだとか。そうやって自信を付けていっているのですね。
もっとも夕食は小2の妹と毎日作ってくれてるそうだから。
忙しいお母様を労わるお気持ちがうれしいですね、とほっこりとした気持ちになりました。
小2のお嬢ちゃんは、お得意は炒り卵なのだそうです。
別棟に住むお客様が、とってもうれしそうにお孫さんの成長ぶりを話してくださいました。
我が家のちーちゃんのお料理のお話もして、なかなかお話が尽きませんでした。
こちらは私より10歳年上のお客様。仕事を持つ娘さんをフォローしていらっしゃいます。
朝6時半には出勤する娘さん、仕事柄お帰りも遅いのだとか。
食事の支度と、洗濯物を取り込んで、手が回らない掃除や庭の仕事もやってあげていらっしゃいます。
あと5年経てば退職だからと。
毎日ご自宅から通っておいてでした。
「娘にはやってやりたいもの、嫁にはやってもらいたいもの」・・・・ですね、と2人で大笑いしました。
この名文句は私が30代の頃、人生の先輩が銀行のロビーで隣り合った時に、「そういうものだ」と人生訓として教えてくれました。
その方のその時の状況だったのかもしれませんが、妙に説得力があったからでしょうか印象に残っています。
その後何か心がざわざわすることがあったりした時、その言葉を思い出したりしていました。
親ってありがたいものですね(笑)
さらにご主人のご兄弟は95才。介護保険のお世話にもならず、93歳の奥様の介護を受けて暮されているそうです。
ディサービスを勧められても、ガンとして拒否なされているのだとか。
ディサービスは介護する人のためにあると思うのですが、常に看てもらうのが当然という立場の方はなかなかだめなのですね。
ご子息たちはみんな遠方にいらしゃるから。最後まで自分のことは自分でというのも大変なんだと、ついつい身につまされたのでした。
暖かい日差しを浴びて、井戸端会議のようなおしゃべりに花が咲きました。
皆様もご自愛ください。
依田 美恵子
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