年末の掃除をする時に、机の下敷きの下から発掘したのは、長野労基のひと口コラム2019年11月号でした。
辛うじて年内にアップすることができました。
我が郷土の力士御嶽海も前頭2枚目に落ちてしまいました。昨日あたりの練習ではまだ身体が重いというような新聞のスポーツ覧です。
御嶽海の登場は長野県人をテレビの相撲観戦に釘づけにしてきました。
どれほど楽しませてくれていることか。
来春からの御嶽海の活躍を願っています。
ガンバレ・ガンバレです。
今回のコラムは「前代未聞の降格『横綱を大関へ』」です。
以下引用です。
あり得ない常識が崩れたのが、昭和25年の初場所。3横綱でスタートしたものの、3日目以降、ケガによって順次休場し、まだ5日目なのに3横綱とも不在。
怒ったファンが日本相撲協会に殺到し、協会はその5日目に緊急理事会を開催して驚きの決定をしました。
「横綱と言えども、2場所連続で負け越し、または休場の場合は大関に落とす」
この決定の直後から、明治以降「横綱は降格しない」という、国民間の決まりごとが崩されたことにより、横綱に対する怒りから、一点して協会への非難。
その結果、千秋楽の翌日、協会は横綱降格ルールの撤回を発表。
併せて諮問機関として有識者による「横綱審議委員会」を新設して、横綱の昇進を含むあらゆる問題を審議することを発表して、ようやく事態は沈静化。
現在は15人以内、任期は5期10年で、横綱の昇進だけでなく、休場が多い場合や成績不振等の横綱に対し、委員の発議により、激励、注意、引退勧告をすることができます。
ちなみに、この騒動で不運だったのが、初場所優勝の「大関千代の山」。
千代の山は前の場所も優勝しており、横綱昇進間違いないケースでしたが、この波乱の中、昇進見送りとなりました。
( 翌26年秋場所横綱に昇進になったそうです。)
依田 美恵子
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