出張片付です。
時たま出かけてはちょこちょこと続けています。
大量の埋め立てゴミも、1ケ所に大量に出すのは近隣の皆さんに迷惑がかかるので、何回にも分けて出すようになります。
しかし月に2回しかありません。
重い物は、私が持ち帰って出しています。
それにしたって、全部出し終えるのはかなり先になりそう。
そうなんです、出ていく分よりも新しく供給される方が多いのです。
市のゴミに出せないものを会長が持ち出してくれています、その量がトラックに10台以上。
家電や大きなプラスチックも直接持ち込みました。
今日午前中駆けつけました。
お風呂を薪で炊いているので、その周囲だけはなんとしても片付けたいと思っていました。
なかなかそこまで辿りつけていませんでした。
おばさんは年内はやめたいとおっしゃっていたけれど、どうしますか、と聞きました。
私はもう少し片付けて欲しい、と言います。
家の東側の山に目を瞑り、それならばと家の裏側に突入しました。
そこで見たものは、たくさんの瓶詰と漬物桶の類でした。
それぞれに中身が入っています。
中身のない大量のビンや保存容器の類は分別しました。ほんの一部です。
それにしても・・・・・同じ物が多過ぎです。たとえば餅焼のアミが8枚とか、期限切れの大量の食品とか・・・・・レジ袋に入ったお米とか。
私、心が折れました。
たしかに亡くなられたお父様の収集癖は知っていましたし、これまで片付けてきたものはその範囲でした。
しかしここまで来たら・・・・。
心を取り直して、今まで片付けてきた延長線に戻り、こまごまと一つひとつ、一か所ずつ潰していきました。
庭先の畑の中に捨てられていたというか、放棄されたものも拾い集め、とにかく人様の見える範囲だけでもきれいにしたいと。
家の東側に突入していた会長の少し抑え気味の悲鳴がきこえました。
しまった!!ネズミです。
ネズミの話は絶対しないでね、と言っておいたのですが、まさか見てしまうとは(笑)
オレ、そっちは入れないから、と身体に似合わないセリフです。
それ困るんだなあー。
トラックに荷をつんで会長が帰った後、ガレージの横の続きに取り掛かりました。ゴミ袋を置く場所をつくりたかったのです。
横を片付け突き当りにたどり着いて、私の見たものは!!
3スペースのガレージを物置として使っていたのですが、その後側は石積みの崖になっています、その1メートル幅に屋根が付けてあって、その下には物がいっぱいでした。
何に使うかわからない大型の資材に、ダンボールに大量の木材でした。
午前中、会長は木材を持ち出すより、焚物にすればと道具を持ち込んで、消費をはかっていましたが、とてもおいつかないと諦めました。
会社の建築現場から出た廃材を焚物用に「本当は薪で焚くのは安全上感心しないけれども」と言いつつ、コンテナに5つほど届けたのでした。
さらに心が折れたのでした。
もう私のボランティア精神では乗り越えられないと思ったのでした。
プロに任せなければダメかもしれないと。
ここ何十年、買ったものも貰ったものも全然捨ててない、と確信したのでした。
たくさんの物を収納する場所を次から次に作り、仕舞い、そして忘れ、次から次に新しい物を買ってきた結果なのですね。
人間の幸せの尺度は違うのでしょうが、物をたくさん所有することが幸せだと信じていたのでしょう。
どんなものも捨てられなかった・・・・使ったハブラシでさえ・・・・・。
私もう100袋も袋に詰め込んでいますが、この先またそれ以上あるかもしれません。
簡単に詰められないものがどんどんでてきます。
我が家も決して物が少ないというわけではありませんが、我が家の50倍はありそうです。
しばし心が元気になるまで出張片付けはお休みします。
ゴミの回収日には持ちに行って少しでも早く減らしていかなければとは思っていますが。
師走ももう半ばです。
自分の仕事を片付けなければ!!
お読みいただきありがとうございました。
依田 美恵子
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