出張片付けは年内はやらないでという、おばさんの話でしたが、とりあえず外に出した物の分別処分はしないわけにいきません。
ゴミ袋に入れた以外の物をトラックで持ち出しても持ち出しても終わりがみえません。
というのも、トラックを待っている間に、ついつい奥や次の次のスペースから出してしまうからです・・・・・私が(笑)
だって木材系と金属系は出来ればまとめて出したいから。
私だって、ここにきて自分のデスクワークがどれだけ気になっているか、そうでなくても12月ですものね。
おばさんは年内はとおっしゃったけど、お客様にしてみればそんなこと言ってられないようで、ご自身でも奥スペースから出してきてあったり。
ほとんどは埋め立て袋に入れる物が多いのですが、そうは簡単にできないものもあったりするのです。
熱帯魚の水槽が2つありました。
木槌で叩いてもなかなか破壊できません。お客様が「それは父の作品です」と。頑丈なアルミに厚いガラス、そしてたっぷりの接着剤。
スプレー缶も最初見えていた分のガス抜きを1袋分済ませたら、あとからあとから古物物のスプレー缶が出現し、もうこれこそ次回にまわすことにしました。
穴をあける際に残っている内容物で頭痛がしたからこれは何かの対処が必要です。
ブルーシートにほかのシートが、これまた山のようにありました。
プルーンにかけたシートが何枚も出てきたので、何本作っていたのと聞いたら「1本」だと。う~ん少なくとも5~6本は作っていたかもと思えたのでした。
ガレージ風の物置きの3番目はお米コーナーでした。精米機まで備えてあって本格的です。玄米を入れておく「こきびつ」が4つありました。
「こきびつ」というのかしら。木の板の落しになっています。その1つはその板が外されていて底に15センチ程の玄米が残されていました。
精米機の横には2袋ほど出ていました。
その隣の「こきびつ」の落しをそっと持ち上げてみましたら、お米が入った紙袋で6分目まで埋まっていました。米袋の上にあった空の袋だけ取り出して、また元に戻しておきました。
そしてその隣の2つの「こきびつ」は見ないことにしました。
これは私が手をだすべきものではないからです。
お客様に「いつのお米なの」と聞いたら、古が8つ付きますとのこと。
これを処理するとしたら、肥料か家畜の餌でしょうか。
今でも十分ネズミの餌になっています。
私、会長にネズミの話はしていません。お客様にもおじさん夫妻にも箝口令を敷きました(笑)
会長、なにがなんたって「ネズミ」が大嫌いなのです。
それを言ったら、このお片付けに参加してくれなくなるからです。
実にものすごいネズミの存在が感じられる今回のお片付けなのです。
すべての箱がネズミの巣になっていると言っても過言ではありません。
精米機の横に「ねずみとり」が置いてありました・・・・入らなかっただろうな。
片づけていて、たくさんの「使い古した雑巾」を見ました・・・・ハイ何でも捨てなかったようです。
感心したのです、布が縫われていたからです。タオル地にしても、大針ですが本当に雑巾になっていたのでした。
実はこのお客様のご近所が実家という、現在80歳代の方のお宅にうかがった時、そこで手縫いの雑巾を見ました、10年ほど前のことでした。
手縫いで縫われた雑巾に感心した私に、その方が「母が布のままを雑巾にするようなことはやってくれるな」と娘時代からうるさく言われたからとおっしゃられました。
この地域にそうした文化があったのだと、次から次にでてくる雑巾を見て思ったのでした。
最近こそ使い古しのタオルを雑巾として使いますが、それは物が豊富になった最近のことで、かつては着物や布団側の最後が雑巾でした。
それを重ねて縫って使っていました。
私の実母はこの雑巾縫いが趣味という人でした。晩年は「お仕事」と称して、大量の雑巾を生産していました。
現在まで私は自分も、子も、孫も学校に持っていく雑巾を縫ったことはありません。私たち兄弟みなそうです。それようにちゃんと残してくれていたのです。
しかし時代が変わって、昔の手縫いの雑巾を使う子は、我がファミリー一族だけになり、学校で置き忘れても必ず戻ってくるそうです。
新年度になる度に、ちーちゃんが「おばあちゃん雑巾出して!!」と母が残してくれた雑巾を持っていってくれます。
高校生までの分はありそうです。
長くなりました。
依田 美恵子
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