料理研究家の小林カツ代さんのレシピは私の大好きです。
若い頃、カツ代さんが主婦から料理研究家へ歩み出したころのエピソードはよく覚えています。
お子さんを背負って、タイマーをエブロンのポケットに入れて・・・・その頃はお菓子作りにハマっておられた頃なのでしょうか、いつも甘い匂いをまとわせていたと。
かれこれ30年以上前のことです。
カツ代さんのお人柄がよくでているレシピ本は、私のお助け本でもあります。
お盆休み、紙類の整理をしました。ちーちゃんの学校からのお便り1学期分を日付け順にファイルしたり、1月からの買い物のレシートをチェツクして処分したり、こちらも1月から溜め込んだ料理のレシピの整理です。
気にいったものだけノートに張り付けました。
それぞれ入れて置いた引出しをカラッポにしました。
レシピを整理したついでに、レシピ本をどうしょうかと悩みます。
なかなか新しい料理に挑戦しなくなります。よく使うのは小林カツ代さと栗原はるみさんのレシピ本です。
他はあっても無くても困らないのですが・・・・・その多くはちーちゃんママの遺したもの。
しばらく前まで、そのレシピ本をみてはママを懐かしんでいたこともあって、残してあるのです。
今回も手にとってはみたものの、処分できませんでした。もうちーちゃんに残しておくことに決め悩まないことにしました。
カツ代さんのレシピ本を最初のページからじっくりと眺めました。
今まで作ったことのない料理の今の季節の物に付箋を貼りました。
少しはマンネリ解消しなくてはね。
小林カツ代さんの訃報に接したのは何年前でしたでしょう。エネルギッチシュなあのお声も聞かれなくなって10年位立っていたでしょうか。そしてご子息のケンタロウさんの事故はカツ代さんには告げられなかったと、何かで読んだ気がします。
ご自身がいなくなってもレシピが残るというようなことも、何かで読んだような。
図書館の架台で「小林カツ代のキッチン便り」を見た時、迷わず手にしました。
お盆休み中読書をする時間がとれませんでした。最後の晩、暑さで目が覚める度に、この本を読み、最後は起床30分前に目覚めた時に読み終えました。
料理研究家としてのご活躍は少しは知っているつもりでしたが、このエッセーには、カツ代さんの別のご活躍ぶりが書かれていました。
こんな方だったのだと、尊敬の気持ちが強くなりました。
2014年に享年76歳で亡くなられています。
カツ代さんのおおらかなレシピをこれからも愛用させてもらいます。
ちなみにケンタロウさんは少しずつ回復なされているとのうわさを聞きました。
早く元気になられて、ご活躍されるといいですね。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅・涼温な家 中島木材の家
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