1昨日から、本日は大雪の予報がたびたび流れます。南岸低気圧です。北陸が雪の時は佐久は晴天なのですが、この南岸低気圧になると佐久は雪になります。その前線が陸地から何センチ離れるか(天気図で)で、雪の程度をはかっています。
ここまで雪が降らなかったからしょうがないかと諦めています。
それでも降る時に降らないと、夏場の水不足につながるかもしれないし。
このお休み、意を決して味噌仕入れをしました。大豆1.5キロを4回です。1回に1.5キロを2回ずつ2日に分けてやります。
ちょぅど胴鍋が1.5キロの大豆を煮ることができるので、2つ同時に炊いて、途中毛布に包んで保温しています。
前日に、豆1.5キロに対して麹3キロに塩800グラムで塩きりを済ませておきます。この塩きりを丁寧にやるのが、こつのようです。
お豆が柔らかくなったら、電動のミート粉砕機で潰します。何が面倒かって、この豆を潰す作業です。いろいろ試行錯誤をつづけてきましたが、この電動にたどり着いて、味噌作りが超簡単になりました。
一昔まえまで、我が家には手動の味噌豆を潰す機械がありました。味噌仕入れの時期になると、それが各家庭を廻って返ってきていました。おそらく多くの方が、だれの所有物だか知らないで使っていたのかもしれません。
時たま我が家に持ちに来られた方の口調からさっするに、皆さんの共有物だと思われている様子がわかりました。
最近は味噌仕入れをする方もいなくなってきたのでしょう。
嫁いだ頃は、まだ共同で味噌仕入れをしていました。それは隣近所の楽しみの機会であったのかもしれません。もっと言えば5軒組といわれていた時代のなごりでもあるのかもしれません。
どちらにしても、この共同作業は嫁にとっては大変なことでした。
味噌豆を潰す機械が壊れたのが先なのか、両親の意欲がなくなったのが先なのかわかりませんが、我が家で味噌仕入れをしなくなって20年程経ちました。
それ以後は、味噌屋さんから届いた味噌を家の桶に移すという時代が続きました。しかしどうしてもおいしいとは思えませんでしたので、調達してくれる父に断って、スーパーで買うようになりました。
大豆と麹と塩だけでできた、一番お値段の高い物を選んでも、おいしく思えませんでした。
こうなれば自分で作るしかないと、父に大豆を作ってもらうところから始めました。
誰かに教えてもらったわけでもなく、ネットで調べた分量どおりにつくったのですが、麹の量が多いので、その麹の力でおいしいお味噌が出来上がりました。
今年で6年目位になるのでしょうか。大豆を10キロ以上使いますからかなりの量を作っています。
絶対においしい!!
自信を持って言えます。これは麹の量のおかげなのです。
今回は2日にかけて大豆6キロ分仕込みました。昨年作った分がまだかなり残っていますが、一番は大豆の収穫がそんなに多くなかったからです。
来年はもう少し作付けしてもらわなくては!!
豆仕事は、とても手間がかかるのですが・・・・・おいしい味噌のためならです。
私の味噌仕入れを見ていた母が言います「今は簡単にできていいねえ」と。
いえいえ大騒ぎしないだけで、やっていることの中身は昔も今も同じですよ。豆を潰すのか手動から電動になっただけですから。
もっとも昔は外で火を焚いておおがまで煮ていました。だからその後始末の方が大変でした。
どうして発想の転換をしなかったのでしょうと思います。昔からやっているからということだけで。
でも味噌玉を作らなくなっただけ、発想は変わってきたのかもしれません。
今回のお味噌は9月頃に口開けできます。
このお味噌を使ってネギ味噌を作っています。
ネギを小口切りにたっぷり、柚の汁と皮、砂糖を混ぜてグラタン皿で焦げ目ができる位焼きます。
あれば、ソバの実を茹でて入れると本格的になります。
諏訪のお蕎麦屋さんで食べたものの自己流再現です。分量はお好みで味を見ながらやってみてください。
依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
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