昨日夕方遅く、お客様のお宅にお伺いいたしました。お座敷に通していただいて、正座できませんとそのお宅のおばあちやんが、小さなイスに掛けられました。
お炬燵もストーブもありません。足元を見たら素足でした。「あのーお寒くありませんか」とお声をおかけしました。
そうしたら、「このお家は温かいから、いつも素足です」とのこと。
それでも昨年は80歳になられたはずです。
朝はマイナス10度の世界でした。夕方になって気温はぐんぐん下がっていますが、家の中は温かです。当社でお建ていただいたのは、かれこれ20年前。ストーブ1台で家中が同じ温度になりますと申し上げていた頃です。
だからストーブは居間に1台だけ。
それでも80歳で素足には私も驚きました。
昨年12月に完成して暮にお引越しされたお客様が、家が寒いとお話いただきました。
ハイ涼温の家ですが、家の中の物すべてが暖かくなるまでは、ダメなのです。
部屋の空気だけが温まればいいというものではありません。家具もカーテンも床も家の中にあるものすべてです。
一番は基礎のコンクリートかもしれません。夏場の完成ですと、冬になるまでに乾いてくるのですが、冬場はなかなか乾きません。
コンクリートは蓄熱体でもあるのです。
とりあえずはエアコンでやストーブを焚いてください。暖かい空気は上に昇ります。そしてそれが徐々に下の方にも波及してきます。
そして家の中の温度が一定になると、エアコンもストーブも黙ります。
そうすると暖かさを実感できます。
外気はマイナス10度です。お出かけになる時には暖房のスイッチを切られたりしていると、なかなか到達できないものです。
一度温まるまでお待ちください。どんなに家の器がよくても、家自体は発熱しません(笑)
とりあえず温めてください。
そうすると、それからは少エネの家だと実感なされることでしょう。
きっと80歳のお客様のように、素足でも大丈夫となられることでしょう。 依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
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