先日プルーンをお届けにあがったのは、高原野菜の専業農家の方、私より10歳は先輩のはず。私が入社する以前からの長~いおつきあい。
実家の父が亡くなった後、家長となった母が「親類同様のお付き合い」を続けるようにと言った20数年前の言葉が今も耳底に残っている。
お互いに代替わりもしているけれど、本当にお世話になっている方である。
奥様を2年前に亡くされた。朝ならいらっしゃるだろうと8時前に伺ったら、高原野菜の農家の朝は半端なく早いから、一仕事を終えて休まれていたようだ。
「無理なさらないでくださいね」と申し上げたら、「無理しているだよー」と。
そうなんだろうな・・・・・。
庭先のトラックの上には、レタスを詰める箱が満載されていた。この箱の組み立て、今までは奥様の担当だったのかもしれないなと想像した。
我が家だってプルーンの箱作りは私の担当だった。収穫の2ケ月前位から作りはじめるが、組み立ては嵩張るから、かって離れだった1階に積み上げたものだった。
今は出荷するほど作っていないから、作る箱もたいした量ではないが。
レタスの箱は嵩張るし、生産する量が大量だから、結局日々作り続けなければならないのだろう。
収穫・箱詰め・出荷はまだまだ続いている。
○○才までやったら引退して、好きなことをやりたいとうかがったのは、何年前だろうか。その年齢はいつなのだろうか、帰り道「どうぞお身体を大切に」と祈るような気持ちで帰宅した。
あればやらねばならないからね。
依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
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