梅雨らしくもない爽やかな日が続いています。
先日お隣から筍をいただきました、この辺りの筍です。夫に「うちの竹のある山にいってみない」と誘いました。
我が家に竹林のあることを知ったのはそう古い話ではありません。会社の地鎮祭用の竹が不足し始めた話を父にしたら、「うちの竹林」が出てきました。
会社の井出さんを案内して行ったら「この竹は使えません」と言われました。「いゃあ、あそこの堂を挟んだ隣だよ」と言われて、再度父に案内してもらいました。
あったんですね、嫁にきてウン十年経っても我が家の所有地の半分も知りませんでした。
そのことがあって何年かして、「いつもお宅の筍いただいています」という方にお会いしました。私の中の筍の概念と実物のギャップときたら(笑)あの竹林の筍が食べられるんだと初めて認識したのでした。
認識はしたものの、筍を採りに行くという機会のないままでしたが、お隣の筍がきっかけになりました。「今なんだあー」と。
昼食のあと、夫と出かけていきました。夫は公図と三角スケールを持ち出し、山の位置の確認です。そうですよね、夫婦そろって人様の筍採っていたでは様になりませんものね。
きれいに草を刈られた土地の横に、荒れた畑と竹林がありました。伸びた草の中を入っていくのは気持ちのいいものではありません。筍の大きくなり過ぎたのがノキョノキョと出ています。
しかし竹林の中はもう荒れ果てていて、そちらにはもう新しく筍が出るような気配はありません。枯れた竹が縦横に倒れています。
これはご近所の畑の皆さんに嫌がられていたかもね、と夫と話しました。
竹を枯らすには、11月から2月頃の水が上がっていない時期に1メートルの高さから伐るのがいいので、今年の秋は手入れをすることにしました。
鎌程度では、伐ることはできないので、それなりの道具が必要です。それと境界の確認もしての仕事になるでしょう。
私が知らないのも当然で夫も知りませんでした。4~5年前我が家の山がどこにあるかを教えてほしいと父に頼みました。嫁に来た年にキノコ採りにつれていってもらったことがありましたが、それ以来1度も行ったことがありません。
うろ覚えの場所も高速道路が近くを通り、側道ができたりして、土地勘がまったく役にたちません。
ところがです。しばらくの前の台風で山道が荒れて、軽トラックがやっととのことで、父に「一代おろのきでお願いします」と息子が教えてもらうことにしました。そのほうが確実だし・・・・しばし公図と三角スケールの夫と私です。
その山も見に行かねばと思っているのです、松枯れになっていないかどうか。 筍採れました・・・・・我が家の初めての筍です。
私が嫁にいくまで、我が家では筍は食べなかったのだそうです。胃だか十二指腸だかによくないと信じられていたようで。
そんなこと知らない筍大好きな嫁は時期になれば、筍を炊きました。それを食べてみたら、こんなにおいしいものだったかということになったのです。
そんなようでしたから、我が家の竹林から筍を採るということもなかったのでしょう。
筍大好きのDNAを引き継いだちーちゃんの「バター焼き、筍ごはんにお澄まし・・・・」にのリクエストに応えています。今年は姫皮の胡麻和えの味に開花したちーちゃんです。
筍採りのあと、野菜を採りに畑にまわったのですが、見ちゃったんです、蕗畑の中のヒメジォンの群生。ここに機械ははいらないので、昨年は今頃までに3回は手をいれていたのですが、今年は1回だけで、それも2割はできなかったのでした。
見ちゃうとねえ、と抜き始めました。今なら楽にぬけますが、10日も経つと苦労するだろうな。
30分でギブアップです。肋骨のひびが痛むのです。諦めて、日曜日に来る男子3人組に手伝ってもらうことにしました。
筍ご飯の具も5回分できました。男子3人組の大好物なんです。
それにしても田と畑でももてあましているのに、山だの竹だの・・・・跡取りとは大変なものなんですね。夫と息子はどうやって、これを維持していくのだろうか、なんて話もしたりして(笑)
依田 美恵子 軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家 <div align="center"> <strong> 【 中島木材のホームページは <a href="http://www.nakajima-sc.com/" target="_blank">こちら</a> 】 </strong> </div>
一覧へ戻る