日曜日、孫たちはスキーに行きました。たぶん今年最後のスキーになりそうです。
そんな訳で主婦はお休みをいただいたのも同然で、小諸図書館主催の「青木裕子さんと一緒に朗読駅伝『苺物語』を聞きに出かけていきました。
昨年秋は「葡萄物語」でした。春先は杏の里で「杏物語」があったのを新聞で読んでいました。
第一部は合唱です。「青い山脈」を小諸の懐古園で人力車を曳いて5年の轟屋いっちーさんの指揮、コピーヌクラブのピアノ担当の竹鼻恵子さんの伴奏で参加者全員で歌います。
こうして舞台と会場が一体となり、朗読が始まりました。
小諸の情景「ふるさと」島崎藤村。高浜虚子俳句全集から。青木玉著「小石川の家」より「初めてのお年玉」。三田誠広著「いちご同盟」。川端康成著「掌の小説」より「藤の花と苺」
第二部はコピーヌクラブの皆さんのピアノとフルートとヴァイオリンの演奏から始まりました。
「剣の舞」「ロンドンデリーの歌」「情熱大陸」です。どこかで聞いたことのある懐かしい曲でした。
会場のステラホールは昨年秋に市役所と共に完成した市民交流センターです。真新しいステキなホールです。
「剣の舞」の軽快な曲が始まりましたら「地震が来た」と私は周囲を見回してしまいました。
違いました。曲に乗った方が全身でリズムをとったので、連続しているイスが大いに揺れたのです。
なんだか酔いそうです。
図書館主催なので、苺が登場する本を紹介いただいたあとまた朗読に入ります。
「うれしい約束」くすのきしげのり昨。森田たま著「もめん随筆」より「我儘散題」。梨木香歩著「西の魔女が死んだ」を全体で9人の方が朗読してくれました。
朗読の世界っていいですね。途中引き込まれてスーッとしてしまう位でした。
最後は青木裕子さんのセルマ・ラーゲルレープ作「クリスマス物語集」より「クリスマス・ローズの伝説」でした。
青木さんは平原の「クリスマスローズ園」からお花鉢を求めて会場に飾ってくださっていました。クリスマスローズを栽培しているところはそうは多くないのではというお話も添えてくれました。
今いろんな色が出まわっていますが、今回の朗読の中に出てくる白いお花でした。
お話の中身も興味深かったけれど、やっぱりプロの方だわあーと息を詰めて聞き惚れたのでした。
その後講評があったのですが、私は時間切れで退席せざるをえなくて残念。
会場で「こもろ布引いちご園」の苺を買い求めました。家に帰ってその苺を見た年中さんが、とろける様な顔をしました。大好きなんです。
小諸はいちご生産の始まりの地とも言われているそうです。
平安時代から食されていた苺ですが、その頃の苺は野苺です。
それにしても今時の苺は甘くて、コンデンスミルクが必需だったなんて考えられませんね。
おいしい苺でした。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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