金曜日に税務調査が終わりました。結果はまだ出ませんが「よくできていました」と言っていただけました。
それでも緊張していたのでしょうね。ドッと疲れが出て夕食を作る元気がありませんでした。
思い出せば会社に入って45年の間に受けた税務調査は10回を超えているはずです。
一番最初の税務調査の時、2人の税務官の年長さんが2時間私を責め続けました。これから調査して何か出る前に申告しろと言うのです。
私も20代で若かったし、なにより経験のないことでしたので、どれほど怖い思いをしたかわかりません。
調査して出てきたらどうする・・・・・そりゃあ間違いがないなんて言いきれませんもの。
経験浅くて若い私なら、面倒な調査をするよりも、脅せば何か出てくるだろうと考えられたのでしょうか。
調査していただくしかありませんとやっとの思いで伝えました。
その日帰宅したら父が何かあったのかと聞いたほど私の顔色は悪かったようです。
2人で1週間の調査でしたが、あの頃は土曜日は半ドンだったような・・・・・。
税務調査と聞くと、私はあの日がトラウマになっていてつい思い出してしまうのです。
その尋問と思える時に、立ち会っている顧問税理士が一言も口を挟んでくれなかったことが、のちのちまで私の中でわだかりとなって残りました。
それは税理士としての能力の問題ではなかったかろうと思ったのでした。
そう思ったのは税務官も同様だったようで、何年もしないうちに「会計事務所を開業しました」と営業のご案内をいただきました。
いえいえあの恐怖を感じさせた方を拝顔し続ける勇気はありませんので、ご丁重におことわりさせていただきました。
兵役もない時代です。お国のためにできることは納税ですと、長いことしっかり納めさせていただいてきました。
実務を積み重ね、経験を積むようになって、そして調査官が年々私よりお若くなって、あの当時の恐怖は感じなくなりましたが、目の前でテストの採点をされている気分はぬぐいきれません。
それでも私にとって次回の税務調査はないはずですので、今回は感慨深い思いがしたのでした。
本当にお疲れ様でしたと自分をねぎらったのでした。
週明け、調査のために出した書類を片付けるついでに、金庫内の書類の棚卸をして1日中書類と格闘しました。
今までも自分が会社にいなくなった時を想定して整理はしていたのですが、日々増加する書類と鮮度を無くしていく書類など作業は常に必要なのですね。
そんなバタバタした日の中で先日受けた「空き家相談士」の合格通知が届きました。
本日より日常業務に戻ります。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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