ここ半年ほどの間にAI(人工知能)を見たり聞いたりすることが多くなった。最近になると毎日新聞の記事になるようになってきた。
12月3日の日経のスクランブルに「AIが読む政策と株価」の記事があり、このAIがものすごいスピードで開発されて実用化されてきているのがわかる。
いくつかの企業がAIの開発に多くの人を配置すると新聞で読んだのは50日ほど前のことである。
スクランブルの野村証券の「野村AI景況感指数」は政府や日銀の月例経済報告や金融経済月報などの文章データをAIで解析し、政府や日銀の景況感を数値にして表わしたものである。
「ディープランニング」(深層学習)と呼ぶAI技術により、自らデータの特徴を学習して精度を高めていく。人間一人ではとても読み切れない膨大な量の文章から日銀や政府の隠れた意思を読み取り「見える化」してくれるのだという。
人間の判断には主観が入るが、AIはルールに基づき客観的に判断するのだという。
いよいよここまできたかという思いがする。ネットの普及なんていうスピードではなく浸透していくだろう。
ITは人が使う物だが、AIは違う。
同日の日経には、野村総合研究所が試算した記事があった。
10~20年以内に日本で働いている人の49パーセントの仕事がAIやロボツトで代替可能になるという研究結果である。
具体的な職種として、IT保守員や建設作業員、タクシー運転手など。
ついでに米国では47パーセント、英国では35パーセント。
団塊世代がリタイアして、労働力が無くなれば若い人たちに仕事が回っていくなんて、10年前には考えていたけれど、今やそんな甘いことは言ってられない時代に突入しつつあるのだと、背筋がゾッとする思いがしたのだった。
ここしばらくの間、AIの記事に注目してきていたが、労働の根幹がひっくり返る事態の到来ではなかろうか。
自分の年齢に10~20足して見て、生き方を変えなければならないと思う方もいるかもしれない。
この動きは10年後に突然発生するのではなく、もう足元でじわじわと始まっているのである。
我が子や孫に今から何を学ばせるか・・・・AIが踏み込めない領域・・・・感性を高めることかなあ・・・・・。
今朝の食卓で母が90年も生きていると世の中の変わりようがすごいと感想を漏らしたけど、私だって同じことと思ったのでした。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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