このブログに、本の断捨離を進めていく中で、30年前の母親文庫の文集「佐久」を捨てたことを書いたことがある。見たければ図書館で見ればいいと思ったからである。
それが今年の2月孫娘のPTAの役員決めで、文庫の役員になったのである。
その会議に行って学校の会議室でその文集「佐久」におめにかかったのであるが、30数号になっているのにその全号が揃っていないのである。とくに1号・2号・3号がない。
4号は私が編集委員を務めた時の物である。
こんなことなら、捨てる前に学校にもってこればよかったとしみじみ思ったものであるが、いまどきの方が古い号まで手にとることはあるまい(笑)
これを読んだ友人が3号と4号をくださった。その夜30年ぶりの自分に向き合った。
この3号に原稿用紙20枚の長編を載せたのは私である。委員長にその分冊数を多く購入することを勧められて6冊位買ったような気がする。
古い友人たちの文章を読み返しながら懐かしさが募る。
そして子供たちが読書好きになるようにと、母親たちの努力のあとがその文集のあちこちから伝わってくるのである。
自分で書いた研究会の参加感想を読めば、こんなこと勉強したのにすっかり忘れ去っていることに驚く。
もう一度子育てをやり直せれば、かなりうまくいくのにと思っていた当りもある。
今こうして孫を育てる立場になって、子育てのやり直しが十分できるではないかと思った。
今の知恵を持って10年若返りたいと、仕事仲間の友人が言ったが、まさに私はその立場にあるのだ。
すっかり忘れていた「昔」を思い出した。
文集ありがとう。
依田 美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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