例年より早い桜のはずが、1週間も足踏みが続き今満開を迎える佐久です。今日明日過ぎれば天気も回復しお花見日和がきそうです。
1階の居間からちーちゃんのお城を2階のママの使っていた部屋に移し終えたのが先週初めのこと。同時に90歳と88歳の両親の寝室をその居間に移動しました。
階段の登り降りが負担になってきた様子も見えるし、階段の事故にならないうちにと急遽引越しとなりました。
それならベツトにすれば身体が楽なはずとその手配もしたりと、あわただしい週のはじまりでした。
持病を持ちながらも、介護保険のお世話にもならないでここまでこれただけラッキーかもしれません。
通院の待ち時間が大変だからと、ここ半年ばかりは訪問診察と訪問看護を受けていたけれど。
友人のケアマネージャーが介護認定の手続きをさっそくしてくれたけど、審査にみえた担当者は介護の認定は出ないだろうと言う。
この微妙な審査・・・・に笑ってしまったけれど。
どちらにしても入浴の介助が頼めればいいのでと手配をお願いする。
入浴が心配らしくこの頃渋るのです。夫が一緒に入ろうと言ってもうんと言わないのです。
「お風呂で死ぬ人はあっても、垢で死ぬ人はいないから」とケアマネの友人が父に冗談を言います。
身体を拭いて体調を見ましょう、と。
ケアマネから金曜日の午後3時とその時間を告げられて、一瞬言葉に詰まった私です。
その日はちーちゃんの参観日、総会、学級会なのです。クラスの文庫の役員をお引き受けした私。この日は皆さんに配布する資料のお願いやらが部長さんから届いています。
なにせPTAが久しぶりすぎて、わからないのが現実。
身体を拭きにしてくれる方にお茶がだせないから・・・・が言葉の詰まった理由。
お茶の用意はあらかじめしたとしても、その時それを出せない・・・・・。
区長が始まり、夫の予定が詰まってきてこの日在宅なのかどうかがわからない。ケアマネにそう言うと「お茶なんて・・・」とあきれた声を出されました。
訪問看護でお茶。不思議と言えば不思議かもしれないが、私の姑世代からすれば当たり前のこと。
煮物に漬物に、果物とお菓子程度。常日頃冷蔵庫にあるものばかりだから問題はないけれど、ただ人なのです。
定期的な訪問には夫と調整をしあっているのですが、突然が出てくると、どちらを取るか・・・・となるのです。
電話の向こうで「お茶なんて止めて、ペットボトルで対処しなさい」と檄が入りました。
うーん、姑が納得するかなあー・・・・。
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お部屋の引っ越しとなると、まず収納を明け渡さなければなりません。そこは私にとって治外法権みたいな父の古い書類です。とりあえずダンボールに詰め込み、その整理に半日かけ、ファイルを見直し、いらない書類を破棄しボリュウムを半分にしました。
父の洋服はお洗濯して2階のお部屋のタンスに収納しました。
ちーちゃんが「私の部屋からお布団を移して欲しい」と言う。ここだけはごめんねと言ってあったが、ちーちゃんはただ今自分のお部屋作りに没頭しているのです。
そりあじゃまだわね。圧縮袋で嵩を減らしてあるけど押入一杯だもんね。
パパが、父母のお部屋に移動してくれました。ドミノ方式な我が家です。
断捨離を続けて10数年。だから娘ファミリーの所帯道具一式も呑み込めたのかもしれないとしみじみ思った日でした。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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