先日の3連休に事務所のリフォームを行いました。指折り数えたら築17年になっていました。
昔の小学校のイメージ・・・・床も腰壁も板、天井も一部板。柱は唐松の1本どり。壁は白の珪藻土。
全部板張りにしなかったのは、音の関係。音を吸収しないから、電話の声が聞こえにくくなるのね。
これを建てる時、最初のプランはモダンな感じだったのに、私が業界の研修旅行で長野県林業センターで唐松の高温乾燥にであつてしまったから。
それまで唐松の間伐材はねじれたり曲がったりして、建築材としては使えなかったのでした。
それを高温乾燥させることにより、唐松の美しい目と色合いなのです・・・・これって画期的な研究なのです。
これを見て帰った私は、どうしても事務所に使いたいと。
使うには見せなければ意味がありません。
節のある1等の柱を表しにしたから、自然昔の小学校のイメージになりました。
ちょうど世の中は自然素材ブームに向かっていた時期でしたから、先見の目があったといえました。
一番は唐松が建築材として使えるようになったこと。
高温乾燥をするという「吉田研究員」の研究が、現在の地域材の唐松を建築に使うという元になっているのだと思うのです。
長年唐松と共に生きてきた私が、初めて見た間伐材の柱にどれだけ衝撃を受けたことでしょう。
17年の歳月は難燃加工をした唐松板の床も土足のため、見栄えが少々悪くなりました。
無垢ですから、イスの下などが欠けてきたりしていました。
そんな訳で、床のリフォームです。
本当は貼り替えたいのですが、床の貼り替えどんなにか大変なのです。それでCF貼りになりました。
もちろん木目調。5種類の色違いの見本がしばらく事務所内に置かれていました。
色目は多数決で決めました(笑)
事務所の机も4人用の大型の木製ですので、中身を軽くしなければなりません。
この際断捨離です。
3日間社員総出でした・・・・・私は免除いただきましたが…区民祭があったので。
休み明け出勤してきたら、ピカピカになっていました。
そしていろんな家具が取り外されて、広々としていました。17年の間にだんだん物が増えてきていたのですね。
この際だから、持ち込まないようにしようということになりました。
あれば・・とか、いつか使うかも・・・とか、何に使うかもわからないものが、たまっていくのですね。
なければないなりにやっていきましょう。物が少なければ管理がしやすいことでしょう。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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