納骨を前にお別れの会を週末開いた。ちーちゃんがメニュー選びに始まり、ママの味になっているか味見まで担当した。
料理はすべて手ずくりにこだわった。
娘のために・・・・というより・・・ちーちゃんに母親のことみんながとっても好きだったことを覚えていてほしいから。
あいさつを始めた夫の声が涙声になった。「もうそのあたりにしたら」と隣席の私は袖をひいた。
四十九日を過ぎて、私も少しは落ち着いてきたかもしれない。
線香をあげながら、「誰もが一度は行く道、いずれは私も行く道」と娘に呼びかけることができるようになった。
パパが勤務地に帰った昨夜、読み聞かせしている私の方が先にダウンした。
ちーちゃん、社会見学の時のお弁当のメニュー考えてね、と消灯したのだったが・・・・・。
なんとなく雰囲気が変わった。
ママー・ママーと泣き始めた・・・・・いいまでママといって泣くことがなかったというより泣けないちーちゃんを案じていたのだったが。
お弁当にはママの思い出がいっぱいらしい。
だから先日のお弁当の時もそんな感じがしていたのだった。
ちーちゃん泣いてもいいんだよ、泣きなさい、そう言葉をかけることしかできませんでした。
ちーちゃんがこの先、どれほどママを欲する時があるでしょうか、そして流す涙を思いました。
私がどんなに頑張ってもママの代わりはできません、ともに生きていくことしか。
せめてママに負けないお弁当をつくりましょうね。
今朝パパとちーちゃんのお部屋に、ちーちゃんのマフラーを取りに入ったたら、「ママ大好き」と書かれたカードがママの写真に添えられていました。
私の心の蓋がまた開いてしまうのでした。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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