本当によく捨てました。

　娘の物をタンスに入れる都合で自分の洋服をバンバンと処分しました。結果スーツのインナーがほとんどないことに気がつきました。

　そしてちょっとした時に着る、くだけたスーツ類も。さすが主婦だった娘のは、ほとんどが普段着でした。

　これからはもう厳選したものが、少しあればいいんだもの。どうにかなるでしょう。

　台風で地区の運動会が中止になった日曜日。冷凍庫の凍り具合がいまいちなのに気がつきました。

　娘の夫に持たせてやる料理が完全に凍っていません。そういえばその前日もなんとなく「うーん」と感じてはいたのです。
　
　もう躊躇はしていられません。

　夫と電気屋さんに走ります。我が家の冷蔵庫は枠の中に入っているのです。夫は冷蔵庫のサイズを計っていきました。

　今使っている冷蔵庫・・・・何年前の物・・・・たしか・・・と思い出すのです。

　たしか娘が就職したら買ってくれるとか言っていて、就職まで待っていたから、少なくとも１５年位たっているのでしょう。

　その１５年は浦島太郎と同じ。冷蔵庫のサイズが大きく・・・というか高さが高くなっているんではありませんか。

　メーカーも関係なく、枠に入るサイズだけを見て・・・・・ほとんどありません。

　１度家に帰り、枠の天井を壊せるかをもみました。専務に電話して大工さん回してとも。

　でも発想の転換で置く場所を変えました。

　トンボ帰りで、ハイこれって決めました。ハイ値段で。１０月は新商品の時期なんだとか。１年前のだとそれなりのお値段です。

　私は冷凍庫が十分ならば多くの物は望みませんから。

　しかしハイテクになってきているんですね。本当はシンプルが一番なんだけどな。

　そんな訳で無事私の冷凍品は新居に収まりました。

　変わったのは冷蔵庫の位置だけでなく、テレビの位置も。慣れるまでは大変です。

　まあ不便だったら変えればいいんですから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅　中島木材の家　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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