ようやく夏休みの研究が決まった「ちーちゃん」。大好きなお花の名前を研究することになりました。
ここ3年程「ちーちゃん」と通い続けている小山にでかけました。
ご当地は8月1日は地域を挙げてお墓参りの日です。子供の頃29日が30日には山にお花を採りに行ったものでした。
それはとっても大好きな行事でした。
この時期のお山にはさまざまなお花が咲き乱れていました。
しかし半世紀も経ちましたから、山事情は変わっています。
半世紀前はまさに植林の始まった時代ですが、山に人の手が十分に入った頃です。
それが今は笹が生い茂り、すすきが大地を覆っています。
というより伐期を迎えるころの針葉樹の林には下草がありません。
間伐が進んでいない林にも、草花が咲いてはいません。
荒れた山に入る勇気のないまま路肩の花だけを、カメラに収めました。
小学生の観察は親子共同作業でもということなので、「ちーちゃん」のピント合わせだと心配なので、
バーバがお手伝いです。
50種類が目標でしたが半分ぐらいしか見られませんでした。
それにしても里山がなくなってしまったと思い知らされました。
もうみんな幻の花になってしまったのですね。
田畑の構造改善がすすんだ時期、畔に咲いていた花がなくなってずいぶん寂しく、故郷を失ってしまった思いがしたのでした。
それでも野イチゴを見つけて「ちーちゃん」はとってもうれしそうです。たくさんあったのでジャム用に摘みました。
「おばあちゃん、お山ってステキだね」と言います。わが娘にはこの年頃に、この楽しみを与えることはできませんでしたが、今こうして「ちーち
ゃん」が野で遊ぶ楽しさを知ってくれたことはうれしいことです。
このあたり一面野イチゴがあったのよ・・・・と思わず見回した私。
帰宅してから「ちーちゃん」はジャムづくりをしたのでした。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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