信濃毎日新聞に「有川浩」さんの共同通信のインタビュー記事が載っていた。1週間ほど前「県庁おもてなし課」を読み終えたところだったので、興味深くその記事を読んだ。
載っているお写真は女性・・・・私は読み終えて後書き部分にくるまで、男性作家のものだと思っていた・・・お名前からして。
それにしても視点が女性のこまやかさにあふれているから、心が添いやすかったのも事実。
まあ最近読んだ本の中でも、ダントツに面白い本である。
高知県におもてなし課は実際あるそうで、彼女もその「観光特別大使」になっておられるという。
まあ実際はこの小説の通りなのか、フィクションなのかは別にして・・・・おもしろかった・・・ではすませられない物があった。
お役所・・・・の発想というか、組織の中で新しいことを始めることの困難。
いやぁ私に言わせると、予算を消化する発想と稼ぐ発想の違い・・・これがお役所と民間企業との違いが根本だと思うけれど。
内容については、読まれる方の楽しみを損なうので触れないでおく。
ただこれはお役所が舞台であるが、この発想を必要としているのは民間企業だって同じだということ。
読みながら、長年同じ仕事を続けている私自身にも既成概念や過去にたいする膠着だか執着だかがあることを突きつけられた思いがした。
「おもてなし」が今年の流行語のひとつに選ばれ、この「県庁おもてなし課」も注目を浴びることだろう。
柔らかい発想を持ち続けなければと背中をおされること間違いなし、どうぞお読みください。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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