5年近く前のことです。
業界に危機的な変化が起きつつあることを感じていました。このままでは地場での産業が続かなくなってしまうと。
そしてその先に必ず訪れることがわかっているだけに、受け皿としての地場産業が継続できる方法を残して欲しい、が私たちの希望でした。
アポを取っての面会でした、そばには話の記録係の方も同席してでしたが。
国はそんなことを言っていません、効率が良い方法を選びます・・・・当然入札ですが。
それでは地元には物が入らなくなってしまいます。
お役人さんだって・・・・いやほど分かっていらっしゃったのでしょうね。国の上部が決めたこと、地方の現実なんかどの程度考慮されたものではないのでしょう。
競争原理が優先される社会の到来を感じた時でした。
全国に補助金をつけた大型工場をつくり、自己資金だけの小さな工場はそこと競争です。
「どなたにこの思いを伝えたらいいのですか?」と思いあぐねた私の言葉に「大臣にでも言ってください」と・・・・・。
帰りの車、同行した同業の社長さんと言葉もありませんでした。
大臣か・・・・族議員でさえいなくなったようなわが業界ですもの。世の中の現実の仕組がわからない訳ではないけれど、いまさらに国民は選挙の時持ち上げられるだけの物なのだと思ったものでした。
このところの秘密保護法案にやるせない思いをしています。
そして石破さんのデモはテロ発言に、この国のゆくえが見えたような気がします。
聞く耳をもたないんだあーって。
日本をとりまく環境が急速に変わってきているのはよくわかります。国のトップには私たちの知らないをいっぱい持っているでしょう。
それでも知らないままに、知らせてもらえないために、孫が戦場に駆り出されるようなことにだけはなってほしくないと胸を痛める毎日です。
あの時、黙っていたの?と責められるかもしれません。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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