ミニトマトを摘んだついでに、パセリも摘んだその瞬間見えてしまったのです。
縞縞模様が。ご近所にみっともないから声は出さないようにと思ったけれど、出ちゃつたのでした。
出て行った夫が「キアゲハ」だわと。取り除いてくれたの?パセリ欲しい時は言ってくれれば採ってくるから。あ~あ~。
何が嫌いってこの手の物が一番きらい。写真でも絵でも映像だけでも卒倒してしまう位なのである。
だから、木の下にもぐる時も野菜を採る時にも「いないもの」と思い込んでいるのです。だから時々「ギャー」となります。
先日パラダの昆虫館に行って来たのです。孫のお供です。
ここでは外国のめずらしい「カブトムシ」に触らせてくれるのです。昆虫好きの3人は目を輝かせて楽しそうです。
1階は井出勝久さんの標本のコレクションが展示されています。
平尾山にこんなにいろいろな昆虫がいるのだと、一つひとつをみていましたら、「これおじさんがみんな捕ったんだよ」の声が。
お久しぶりです!!
10数年前、蝶の収集のエピソードを聞かせてもらったこともあったのですが、それ以外にも異業種の勉強会で随分いろんなことを教えてもらいました。
蝶や昆虫の話をしている井出さんは、少年のような雰囲気です。
ちょうど蛾の標本の前でした。「子供たちが来ると、蛾のおかあさんはなぜ100個も卵を産むのでしょうか」って聞くのだそうです。
100個の卵から、最後に蛾になるのは2匹位なのだそうです。
何のため?・・・・深く考えてみたことありませんでした、私。
それはほかの生き物の食物になるためなのです。
ツバメが飛来してきたばかりは、野には枯れ草も見えますから、巣も作りやすいのだそうです。そして産卵して孵化した雛は、1日20匹の毛虫を食べるのだとか。5羽なら1日100匹です。
ツバメの飛来が減ってきているって思っている方多いではありませんか。
巣を作りやすい家が少なくなったせいと言う前に、餌の減少があるのですね。
初夏の頃「トンボがいましたよ」と夕食の席で話した私に、父が「いないとツバメも困るから」と。
なるほどね。
井出さんによると、自然の底辺の部分が崩壊しているのだと。
この話がなかったら、我が家の庭で「キアゲハ」は舞い立つことはなかったかもしれません。
夫は井出さんのお話を聞いていたわけではありませんが、「しばらく前、山椒の木に2匹いたよ」ですって。
そんなこと耳に入れて欲しくないのに(泣)
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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