「はだしのゲン」の閲覧制限のニュースをききながら、ここまで来たのかと複雑な思いがした。
子供が恐がるからが最初の発想なのかもしれないが・・・・・。
私は読んではいないからあまり大きな顔して言えないけれど・・・・。
戦争を知らない子供たちだけではなく大人も増えた、なんていう問題ではなく、そのほとんどが知らない時代が到来する。
私たちの時代ですら、授業で近代史を十分勉強した記憶はない。世界3大文明にかけた時間と、3学期末になって戦中戦後の時代の時間は前者の方が多かったし、たどり着かなかったかもしれない。
あまりにも、授業で教えるにはむずかしかったのかもしれない。
そしてまもなくアメリカと戦争したことを知らない大学生の存在さえささやかれるようになった。
先日お隣の国では我が国の首相の極端な部分を寄せ集めた映像が繰り返し放映されているという話を聞いた。
これも大問題ではある。
しかし、中国を訪れて若者の話を聞く機会があった時、この国の人々は忘れまいとしていることがよくわかった。
日本の若者たちは、私たちが思っている以上に、先の戦争について知らない。
知らないままに、いまや世界に出て働く時代である。
歴史認識は学者にまかせて、なんて言っている時なのだろうか。
小学校に上がる前、偶然聞いてしまった戦争体験は、それは普通では考えられないほどの悲惨というのか惨劇というのか、悪であった。
戦争はいつでも悪だと思う。
安倍さんは一兵卒の経験をきいたことはなかったのだろうか。
どんなに辛い事実でも継承していかねばならないと思う。
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