観光の後、免税店でショッピング。スペインが上質の観光国であると思うのは、「1000円」と言う物売りがいないこと。お土産屋さんで、ぴったりと人が付かない事。これだけでゆったりとした気分で買物ができる。
断捨離の世界に入っている私は、いわゆる記念の品を求めることはやめている。今必要な物だけを。だからいいお客様ではないのよね。
いったんホテルに戻り、軽身になってマドリード観光最大の目的地「サン・ミゲル市場」へ。地下鉄で行かれる皆さんとは別にタクシーで。
夫にマイナス5kgを始めて告白したから・・・・・。
このサン・ミゲル市場、もとは青果市場だったのを2009年に新装開店してグルメスポットに生まれ変わったところ。まだ新しいけれど、映像でも見たことあるし、とっても楽しみにしていたのでした。
まずは一回りして何があるのか確認するつもりだったけど、ムール貝の白ワイン蒸しを食べている人を見たら、吸い寄せられてしまったのね。
黒ビールをもらって、指さしでケースに入っているムール貝をオーダー。待つこと暫し、隣の人の食べてるものもチェックしつつ。
この国の昼食は2時過ぎとはいえ、3時近くになれば私の体内時計でだって限界。特に3日間ろくろく食べていないし(笑)
とても2人では食べきれない量のムール貝。これはやっぱり白ワインよとなる。イカ好きの夫はまたまたイカだし。
醤油味に飢えている私は、寿司バーを探しあてる。たった2個の寿司で食欲が出る。
生いわしを見つけて焼いてもらう、夫はイカを。
もちろん立ったまま、相席になったスペインの方が英語で貝の説明をしてくれる。マテ貝だと思ったら違うらしい。スペイン独特の貝だって・・・・私の聞き取り力はこの程度で(笑)
イペリコ豚の生ハムに挑戦したい夫「100gでいいかなあー」「うわーやめて50gにしておいて」肉類に食指がわかない私の悲鳴。ただし単価の高い物がおいしいそうよ。
何時間でも楽しみたいのに、お腹に限界があるのが悲しいわね。
外に出てテラスに座ってビールで一休み。
市場に並んでいる果物とトマトが気になったけれど、明日早朝の帰国では食べる時間がないので諦める。
チップに必要な分をとりのぞいて、小銭を市場の入口にいた物乞いに。各地で時たまみかけたが、この国の経済の姿を垣間見るような気がした。
結局タクシーでホテルに。
体重計に乗った夫が「俺も5㎏少ないよ」。ハイ体重計が狂っていました(笑)
多分、みなさんトランクの重さを量るんでしょうね、多少なりとも乱暴に。
でも少しスリムになりました。元気に食べたり飲んだり、歩き廻る事もしなかったから、夫はつまらなかったでしょうね。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家