夕食は肉か魚のセレクト・・・・2日前に聞かれていた。1皿ずつにして半分こにする?とつれあいきいたら、お魚がいいという。
蛸のサラダの後に出てきたお皿を目にして・・・・正解だったわ!!
ホテルに帰って体重計に乗ったら、4kgも減っていた。パンツのゆるゆる加減からみて、2㎏減位かと思っていたけれど、実際ギヨッとした。
翌朝になったら5kg減・・・・・3日間ろくろく食べてはいなかったけれど、ここまで減ると無事に帰れるかと不安に。
でも多少戻った食欲につれて、気力も回復。
プラド美術館へ。
今年のマドリードは寒いまま春がない陽気だったという。農作物にも影響が出てますとの話だった。
今年は日本の気候も異常だと思ったけれど、こちらもそうだったのね。たしか大雨の映像見たもの。
プラド美術館はヨーロッパ屈指の美術館、3万点もの絵画・彫刻を所蔵する。
お目当てはエル・グレコなんだけど、ほかにも有名な作品がいっぱい。1時間ちょっとの駆け足となれば、お薦めの作品のみ。
午後はフリータイムだから、出直しすればいいんだけど、あらためて行きますという方はなかったみたい。美術館以外にもあるんだなー、みんな予定が。
教科書で見たことのある作品もいくつか、ルーベンスの「三美神」・ベラスケスの「ラス・メニーナス」・ゴヤの「着衣のマハ」「裸のマハ」。
ミュージュアムショツプで画集を買おうとしたら、その重さだけで怖気ついたのでした。トランクの重量オーバーになりそう。
今見た感動だけを胸に!!とか思ったけれど、半月もしないうちに忘れてしまいそう。
続いて「ソフィア王妃芸術センター」へ・・・ここへはピカソの「ゲルニカ」を見るために。この作品依頼されてからほんとに短期間に仕上げたものだとか。
1937年、ナチスドイツがゲルニカ市民に対して無差別攻撃をし、人口6000人のうち、死者598名、負傷者1600余人の大惨事となった。
それを知ったビカソが戦争に対する怒りと反戦の意をこめて描いた作品。
戦争に対する怒りがひしひしと伝わってくる。たしかピカソは晩年をアメリカで過ごしたはず。その遺言でアメリカからスペインに戻った。その遺言とは「スペインが独裁政権から民主化されたら、スペインに戻して欲しい」。
近くの展示室では、戦争の記録映画を上映していた・・・・忘れない・忘れさせない
戦争は過去のことではない・・・・そんな思いが伝わってきたのでした。
エレベーターから、美術館の庭でお腹を出して日光浴している女性が見えた・・・・今年は寒かったからうれしいのでしょうとガイド氏が言葉を添えた。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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