ロンダからセビージャに向かう。褐色の大地の中に現れる緑の畑、それはひまわり畑であった。どうしてひまわりだけ緑なの???
スプリンクラーでした。3ケ月は雨がほとんど降らない地だもの。それにしても農業が集約化されている。見えるのは麦畑・オリーブ・そしてひまわり。日本の農業だと段々畑にしなければならないけれど、雨が少なければその高低さそのままに畑になっている。
本当に、ときたまにしか見えない住宅の廻りに、風除けに植えたと思われるヤシ系の木や夾竹桃が見えるだけ・・・・オリーブ畑は当然あるけれど・・・ほとんど木というものが見えない。
例年ならこの時期満開のひまわりが今年は2週間も遅れているらしい。運転手さんも脇道に入って探してくれたけれど、1面の黄色い世界はかなわなかったが、まあ満足できる程度の畑にはめぐりあえた。
ただひまわりは全部おひさまの方をむいているから、時間帯によっては撮りにくいんだわ。
茶色い麦畑の中に見える赤い花はけしの花。
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4日目朝食に普段は絶対に手を出さない甘系を。
食パンにトマトペーストを塗っても、それも食欲には結びつかない。
ゴルドバへは2時間弱。
イスラム文化が色濃く残る街。多くの宗教と文明がこの地に居座り、そして去っていった街。
白い建物のユダヤ人街が有名だが、ガイド氏がそこを歩きながら、ユダヤ人を追放することにより、経済が衰退したと言う・・・・納得できるわ・・・・。
メスキータの建設は785年に始まり、コルドバの発展にあわせて、3回の拡張を経て25.000人収容のモスクとなった。
遠くからもミナレットと呼ばれる尖塔が目に付く、鐘が幾つも見える。塔の3段目には1面に3つずつ全部で12個、そして4段目には2つの鐘。この尖塔は47.5m・・しかし何回もの増築をへてこの高さになったようだ。
メスキーナの内部に入る。1度みたら絶対忘れられないのは、大理石と赤レンガを交互にくませたアーチがずっと連続する様だ。
建設された時代が古いだけに、柱が多い。かっては1000本もあったらしいが今は850本ぐらいだとか。
目がなれないままにアーチと柱に目がいくたけで、細部の記憶がない。
イスラムは偶像崇拝がないから、彫刻も草木をデザインしたものや、独特の幾何学模様が美しい。
かっては今より明るかっただろうが、コルドバを再征服したカトリック教徒がたくさんあった入口を5つ残してふさいでしまったので暗い。
ライトアップされた夜見てみたら・・・・いいかも。
カトリック教の寺院として生まれ変わったのは1239年。
白と赤のアーチの連続の横に、突然のように主祭壇が目に入る。この祭壇ができたのは1523年。どちらにしても長い年月を経て、改造の手が入って今の姿になつているのだろう。
ゴシック様式だ、何とか様式だと聞いても、なんせ元の素養がないのは悲しい。違いはわからない(笑)
立派なマホガニーでできた聖歌隊席とその頭上左右のパイプオルガンに圧倒される思いがした。本当は正面みて感動すべきなんだけど、これも素養がないんだわ。
オレンジの中庭に出る。やっぱり食べられないオレンジ。噴水のかたちが素敵。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家