バロセロナの市街をサグラダ・ファミリアを中心とした、上空からみた写真を見て、私はため息をついた。
都市の文化の違いにだ。石の文化ともいえるだろうか。東京タワーから見ても、スカイツリーからみても、我が国の都市はこうわなっていないはず。
ワンブロックがひとつのコミュニティのように、中庭を囲こんで建っている。外部からの侵略にさらされなかった我が国とは違う。
都市部はほとんどが集合住宅なのではあるまいか。
徒歩で歩いて見ただけではわからなかったことを1枚の写真から知った。
昼食は2時過ぎでないとレストランはあかない、当然夜も8時頃からの開店となるらしい。
時差に、体内時間に翻弄される身では、スペインが夜9時過ぎまで明かろうが、少々面食らうのである。
昼食はルーム貝のボイルに、イリコ豚・・・・そして魚介をトマトソースで煮込んだサルスエラ・・・名物料理がうれしい。
午後はフリータイムだが、ガイド氏がロープウエイを提案してくれる。風もなく穏やかな日だから展望がすばらしいはず。
海岸で日光浴する人たちを見る・・・・今年は春がないほどだったから、この暖かさを待ち焦がれていたのでしょうね。
眼下の大型客船や青い海に浮かぶヨットを見ながら、まさに休暇という日日常に浸ったのでした。
展望台でオレンジを丸ごと幾つも機械にいれて、しぼっているのを見て挑戦です。生ものを食べないほうがいいと言われないのがうれしい。このフレッシュジュースあんまり甘すきず正解。聞けば朝のホテルのジュースも生だったとか・・・・いつもなら間違っても手を出さないからね、お試しせずに残念。
ロープウェイを降りて、10分ほど歩いて地下鉄に乗る。回数券を買って、それをみんなで使い回す・・・・先に入った人か次の人にゲート越しに渡す。
分かれば簡単なのだけど、字が読めないからねえ、たとえここの公用語のカタルーニャ語もスペイン語も・・・英語だって(笑)
席が空いていたら座ること・・・スリに会わないために。スリに注意してと耳にたこができるほど、この後も聞かされた。
この日日曜日で楽しみにしていた「サン・ジュセップ市場」は閉まっていた。他のお店もかなり閉まっている。日程を組む段階で日曜日がどこにあるかのチェツクは必要なことのようだ。
カテドラルの前でそれぞれ別行動。このカテドラル無料のはずが6ユーロと言われる。日曜日は回廊・美術館・展望台などを含めて有料になるらしい。
下調べしてないから、ただステンドグラスの美しさに感動してきたのみでもったいなかったけど。ステンドグラスは本当にきれいだった。
カテドラルの前の広場はイベントとのみの市が開催されていて・・・・私にはガラクタ以外の何者にも見えなかった。どんないいものもこれだけ日に当たっていれば。
ホテルに向かいながら、バル探索へ。とても夜8時半のレストラン開店まで待っていられないから。花屋さんを見かける。花を贈る習慣が日常的なのだろう。
バルを2軒ハシゴして、ひたすら魚介系をいただく。イワシのマリネ・マテ貝のバジルソース・たこのソテ ー・・・・海のない所で育つせいかも。
人気バルは少し早めにいかないと並んでことになる。もうひとつオリーブの塩漬けがおいしかった。山盛りの一皿を隣に座ったフランス人夫妻とシェアした。
早々と就寝。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家
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