バロセロナと聞いて思いつくのは、20年前のオリンピツクとガヴディ。
スペインのオリンピックは20年前、東京は40年前だもの・・・・そろそろいいかあーと思ったりもしたのでした。
先日でたオリンピック委員会のレポート・・・・これからの時代の開催地の選定は、今まで以上に難しそうな問題がありそうだね。
出発前にホテルの近くを散策したら、グエル邸があった。廃物利用のくだいたタイルが張られているらしいけれど、まあ目立つことだけは確か。
本当のこと言ってガヴディって、今まで興味の対象ではなかったのでした。
それがグエル公園を歩くうちに、これが100年以上も前にできたことに驚き、百聞は一見に如かず・・・・まさにそのとおり。
グエルはカヴディのスポンサーですが、このグエル公園は当初60区画造成されたのでしたが、実際は3棟しか建っていません。そのうちの1棟はガヴディが住んだということですが、お客様が付かなく途中で中断されたとのこと。1世紀前の未来都市です。
芸術的であり、座ると腰がすっかりおさまるタイルのベンチ・・・・さすがにこのタイルは廃材ではないそうです。その広場の下が空間は市場にする予定だったとか。その天井はいろんな廃材も使っていましたが、たしかに芸術的という言葉なくして語れません。
上の広場の雨水がその地下の柱の中を伝わって、そのさらの地下に溜められるようになっているのだと、まさに環境共生のさきがけです。
ガヴディが卒業した建築学校の校長先生が、「彼が狂人なのか天才かは、時が明らかにするだろう」と言ったとか。
時が評価したようで、バロセイナはガヴディで観光客が押し寄せています。
バロセイロのあるカタルーニャ地方は独自の文化を大切にしているところ。この地方の学校はカタルーニャ語だという。まあスペイン語の授業も週3時間ほどはあってと・・・まあどのレベルだか分からないけれど。
どちらにしても、スペインから独立しようというくらいの意気込があるようで・・・それほど民族の誇りがあるみたい。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家